このところ炎上に次ぐ炎上を繰り返す大相撲の世界。元横綱・日馬富士の暴行問題を皮切りに、貴公俊の暴行問題、最近では救命処置を行った女性を土俵から降ろそうとする「女人禁制問題」が取り沙汰されてきたが、またもや……またまたもや問題が発覚した。

東京新聞によれば2018年4月8日に行われた大相撲春巡業「ちびっこ相撲」に、毎年参加していた小学生の女子生徒が今年から参加できなかったという。しかもその理由が「女の子は遠慮してほしい」という日本相撲協会からの要請だというから炎上しても仕方がない……。

・これまではOKだった

少なくとも過去3年間は、ちびっこ相撲で土俵に上がっていたという女子児童たち。今年も5人ほどが参加予定だったという。その中にはきっと、大好きなお相撲さんたちと触れ合える “そのとき” を楽しみにしていたコだっていたハズだ。

だが、直前になり日本相撲協会の荒磯親方(元幕内玉飛鳥)から主催者に連絡があり「ちびっこ相撲に女児を参加させないよう要請された」らしい。しつこいようだが「昨年まではOKだった」にもかかわらず、だ。

なぜ火に油を注ぐことが確実なこのタイミングで……と思わざるを得ないが、当然ながら日本相撲協会には批判の声が相次いでいる。その一部をご紹介しよう。

・ネットの声

「相撲協会は本気で相撲を潰したいんだな」
「なぜわざわざこのタイミングで?」
「本当に10年後には相撲がなくなってるかもしれないね……」
「全然、改善されていない……どころか悪くなっている」
「これまでOKだったのは何だったんですかね?」
「さすがに、ちびっこ相撲に目くじら立てるなよ」
「年に1度の機会を楽しみにしていたコの気持ちを考えると……」
「50年以上、相撲を見てきましたがもう見ません」

度重なる不祥事で、地まで堕ちた感のある大相撲ブランド。現場で頑張っている力士たちに罪はないが、協会のせいで力士たちのイメージまで悪くなってしまわないか心配だ。ちびっこ相撲でも女人禁制……。これは伝統なのか、それとも差別なのか? あなたはどう思うだろうか?

参照元:東京新聞
執筆:P.K.サンジュン
イラスト:マミヤ狂四郎

▼現場で頑張っている力士たちが不憫だ……。