2016年頃からだろうか? お菓子界に中国の風が吹き込んでいる! 中華料理風味、それも辛い系の菓子が増えてきているのだ。それは2018年も続いているもよう。

そんななか、2月に「亀田の柿の種」から『花椒香る焦がしラー油風味』が登場したぞ! 花椒と言えば、四川省などで使用される痺れる辛さのスパイスだ。このチョイスはなかなかニクイ!! 本場なのか、日本向けのお味なのか、実際に食べてみた。

・柿の種「花椒香る焦がしラー油風味」味

ということで、期間限定で販売されている「柿の種・花椒香る焦がしラー油風味」。パッケージによると

「花椒(ホアジョー)がふわっと香り、じんわりとした辛さが広がる」
「ローストガーリックの香ばしさと旨みが際立つ」
「亀田の柿の種にぴったりな、焦がしラー油風味に仕上げました。」

とのこと。花椒(hua jiao)って「ホアジョー」ってルビになるのか……! さて花椒とは、麻婆豆腐などに入っているスパイスのこと。丸い実の形をしており、噛むと痺れる辛さが大爆発!! 中国料理でよく言われる2種類ある辛さのうち「麻(マー / しびれる辛さ)」の素になってるヤツだ。

・香りは本場・中国の香り

私(沢井メグ)は、かつて中国に住んでいたことがあり、本場・中国の味にこうるさい……というか飢えて求めているひとりだ。

以前紹介したカルディの「柿の種・ルーロー飯味」がかなり本場の味だったので、今回も期待しちゃう! パカっと封を切ったところ、おおおお、これは!! 袋からは花椒をフライパンで熱したときのような香りが立っている。中国のニオイがする。

・結論「商品説明通りの味でした」

中身の柿の種は、心なしか赤みが強く、見るからに辛そう! ラー油風味だけに「辣(ラー / 日本語でいう辛い)」もバッチリありそう。さっそくパクっと食べてみたところ……んんんんー!?

正直、そんなに辛くもなければ、痺れる花椒の味もほんのりついている程度。美味しいが、中国はそんなに感じられなかった。

これで「本場の味!」とうたっていたなら、「けしからん! 喝だ、喝!!」となるところだが、あくまで「亀田の柿の種にぴったりな、焦がしラー油風味」。花椒も「フワっと香り」とのことだったので、まさしく商品説明通りの味だ。

・とはいえ、麻&辣な方向性

現地で、麻&辣な料理をガッツンガッツン食べていた人にとっては、ちょっと物足りないに違いない。一方でTwitterでは「舌が痺れた」「涙が出るほど辛い」という声もあり、方向としてはやはり「辣(ラー)」で「麻(マー)」な味だと言えるだろう。

あなたにとってはどうだろうか? なおこちらの商品は期間限定なので気になる人は早めにチェックしておこう!

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼説明通り、嘘偽りない味でした