早いものでもう3月。花粉症も流行り出していることだし、このままあっという間に春になってしまうのだろう。春が終わると季節は夏だ。夏といえばやはり、そうめんである。流しそうめんなんてのも涼しげでいいよなぁ。

ところで、あなたは「そうめんスライダー」なるおもちゃを知っているだろうか? その名の通り、そうめんをウォータースライダーのように流して食べるというユニークな代物……なのだが、最近の「そうめんスライダー」が、ちょっと意味の分からないことになっているのでお伝えしたい。

・待望の新作

玩具メーカーのタカラトミーアーツが販売している「そうめんスライダー」は、ウォータースライダーにそうめんを流すという破天荒極まりないアイディアを具現化した人気シリーズだ。子供心を絶妙にくすぐると同時に、「世界流しそうめん協会」認定という謎の肩書きも持つカオスなおもちゃである。

そんな「そうめんスライダー」の待望の新作が、2018年4月26日にいよいよ発売される。その名も『タワーズロック そうめんアドベンチャー』

・ここがカオス①

またしてもカオスな商品名であるが、内容はさらにカオスなため順を追って紹介しよう。まず、スライダーが超高い。その高さ、なんと1メートル14センチ! 超高い。第1弾の「そうめんスライダー」の高さが75センチだったのに対し、モーターが水を吸い上げる限界まで攻めた結果がこの高さだという。超高いが、流すのはそうめんだということを忘れるな。

・ここがカオス②

高さだけではなく、麺が走るスライダーの長さもスゴイぞ。従来の3メートル60センチから大幅アップ、5メートル70センチである。いや長げーわ! 早く流れてこいよ!! ちなみに麺が走る長さのことを、タカラトミーアーツは “走麺距離” と表現していることも併せて記述しておきたい。誰が上手いことを言えと。

・ここがカオス③

個人的にもっとも意味が分からなかったのが、滝の中から麺が飛び出すという謎システムである。解説によると「長い道中に設置された滝パーツによって、滝の中から麺が飛び出すという、今までの流しそうめんにはなかった不思議な感覚」が体験できるそうなのだが、何言ってんだオメー。

・でもちょっと欲しい

さて、最後に気になる本体価格を発表しよう。お値段、税抜2万4800円である。これを高いと感じるか安いと感じるかはあなた次第……いや高けーわ! だが、子供の頃こんなおもちゃがあったらブチ上がっただろうな。掃除をするお母さんの苦労と、冬の間にしまっておくスペースについては、とりあえず目をつぶっておくとしよう。

参照元:タカラトミーアーツ「そうめんスライダー」
執筆:あひるねこ
Photo:©T-ARTS