今日2月10日は、年に1度のぶ(2)たど(10)ん……「豚丼の日」である! 今や北海道を代表するB級グルメとなった豚丼。甘辛いタレで味付けした豚肉をご飯の上に乗せるシンプルな料理だが、店それぞれのこだわりがあり意外と奥が深い。

今回は豚丼の日を祝して、北海道で豚丼を取り扱う店のなかでも話題沸騰中の豚肉料理専門店『ひこま豚食堂』をご紹介したい。ここは、高品質なオリジナルの豚肉を使用している特別な豚丼が食べられることで人気の店だ。

・オリジナルの希少な「ひこま豚」を使用

『ひこま豚食堂』は、函館・道南エリアにある森町(もりまち)に1店舗、札幌市に2店舗の全3店舗を構える豚肉料理専門店である。最大の特徴は店名の通りオリジナルの「ひこま豚」を使用している点だ。

同店のホームページによると「ひこま豚」とは、森町で作られた健康で安全な豚。Specific(特定の)Pathogen(病原菌を)Free(保有しない)の頭文字をとった「SPF豚」と呼ばれる希少な品種の豚だという。

・札幌市清田区「ひこま豚食堂・精肉店」を訪問

そんな「ひこま豚」を使った豚丼を求めて訪れたのは、札幌市清田区にある「ひこま豚食堂・精肉店」だ。到着したのは日曜日の11時半頃。店内はまだ混み合ってはおらずスムーズに着席できたが、12時前には満席となっていた。

この日注文したのは「とろとろ玉子がのったひこま豚丼(税別870円)」。そして、豚丼の肉を使用した「豚丼チーズバーガー(税別750円)」である。さて、オリジナルの希少な豚肉はどんな味がするのだろうか?

まずは「とろとろ玉子がのったひこま豚丼」からいただく。器にはご飯と豚肉が盛られ、その上に温泉卵、のり、ごま、ねぎ、糸唐辛子がトッピングされている。北海道の豚丼によくある色の濃い豚肉ではなく、薄めの色合いの上品な豚肉が印象的だ。

・素材の味を活かした優しい味わい

温泉卵を箸で突くと、黄身がとろとろ〜っと流れ出た。スプーンでご飯と黄身の絡んだ豚肉をすくってひとくち味わってみると……なんて優しい味わいだ! ソフトな豚肉からは噛むほどに甘みと旨味が感じられるが、脂っこさが無く非常に食べやすい。

香ばしさやタレの甘辛さが目立つ豚丼が多いなか、肉そのものの味や食感を活かしている点に、オリジナルの希少な豚肉を使っていることへのこだわりが見て取れる。素材も味付けも上品でクセがないので、老若男女問わず楽しめる豚丼といえるだろう。

さらに豚丼チーズバーガーも食べてみたところ、こちらも豚丼と同様に肉の旨みを感じさせながらもあっさりとした味わい。チーズが加わることでバンズとの相性がアップしており、豚丼の肉が違和感なくハンバーガーの具に変化している様子が感じられた。

北海道にありそうでない、素材を活かした優しい味わいの豚肉料理が食べられる『ひこま豚食堂』。こってりとした豚丼も良いが、豚肉本来の旨みを堪能したい時にはぜひ同店の豚丼もお試しいただきたい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 ひこま豚食堂・精肉店
住所 北海道札幌市清田区美しが丘3条1-7-12
時間 平日ランチ10:00~15:00 / 平日ディナー16:00~19:00
休日 水曜・第2第4木曜

参照元:株式会社 ひこま豚
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

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日本、〒004-0813 北海道札幌市清田区美しが丘3条1丁目7−12