日本でも高い人気を誇る世界的なロックバンド「ミスタービッグ」のドラマー、パット・トーピーが亡くなっていたことが明らかになった。彼はパーキンソン病を患い闘病生活を続けていたのだが、2018年2月7日(アメリカ時間)に亡くなったことをバンドの公式Twitterが発表した。

・バンドによる発表

パットの病気について公表されたのは2014年のことだ。2012年頃からパーキンソン病と見られる症状があらわれ始め、後の診断でこの病気であることが明らかになった。

バンドのTwitterは2月9日、パーキンソン病との合併症で2月7日に彼が亡くなったことを、公式に発表していた。

「我々の兄弟であり友人でありドラマー、そしてバンドの創設者メンバーであるパットが2月7日、パーキンソン病の合併症で亡くなったことを、哀悼の意を込めて皆さまにお伝えします。
(With breaking hearts we tell you that our brother, friend, drummer and founding member, Pat, passed away Wednesday, February 7 from complications of Parkinson’s disease. 」

・あの4人の演奏

ミスタービッグは、1988年に結成されたハードロックバンドである。超高速ギタリストのポール・ギルバードと超絶技巧派ベーシストのビリー・シーン。ハイトーンボイスが魅力のエリック・マーティン。ビートを根底から支えたのがパットのドラムである。

1991年リリースの2作目のアルバム『Lean Into It』に収録されたバラード、「To be with you」は現在まで歌い継がれる彼らの代表曲の1つだ。このアルバムを聞いてバンドを始めたという人も少なくないはず。あの4人の演奏をもう見ることができないと思うととても残念だ。心からご冥福をお祈りする。

参照元:Twitter @mrbigmusic
執筆:佐藤英典