ウマいなら挟んでみせようホトトギス。そんな俳句が聞こえてきそうなパンといえば、山崎製パンの「ランチパック」で決まりだ。なにせランチパックに挟ませたら何でもウマい。その人気は誰もが知るところで、もはや食卓に欠かせない人も多いことだろう。

これまでにパン界の不可能を可能にしてきたランチパック。先日、福岡県の鉄板土産として有名な「筑紫もち(如水庵)」とコラボし、「筑紫もち風」を発売した。一体、どのような味なのか。これは確かめねばなるまい!

・なかなか見当たらず

ということで福岡県内のスーパーやコンビニで探してみたが、まったく見当たらない。もしかしたらウマすぎてすでに爆買い買い占めが発生しているのでは……なんてことも頭をよぎり始めた6店舗目でようやく発見することができた。ちなみに値段は税込165円だ。

知っている人も多いと思うが、筑紫もちは福岡のお土産として超有名。今年40周年を迎えた人気商品で、福岡に知り合いがいるなら一度はお土産としてもらったことがあるのではないだろうか。

・なんと中に餅入り


さて、その筑紫もちがランチパックでどう再現されているのか。開けてみたら2枚のパンが入っていた。まぁ、ここまでは想定内でいつも通りだ。しかし、バスンッと包丁でパンを切ってみると……!

あらまぁ、なんということでしょう! ランチパックの中から餅がこんにちはしてきたではありませんか。餅(求肥)ときな粉クリーム、そして黒蜜クリームをサンドしているらしいが、どう見てもウマそう。これは食べなくても分かる。絶対ウマいやつだ。

・コーヒーとの相性が抜群

……と言いつつもキッチリ食べる訳だが、肝心の味は安定のランチパッククオリティとでも言おうか。当然のようにグッジョブ……ていうか、めちゃくちゃウマい……!! コーヒーとの相性も良く、ハマる人も多いに違いない。

この製品に筑紫もちと同じ原材料は使っていないとのことだが、食感といい、甘さといい、絶妙に仕上げている印象で筑紫もちの上品な味が蘇ってくるようだった。こんなにウマいのならば、もっと買っておけばよかった……。

・ともにお見事

結論を言えば、ランチパックの「筑紫もち風」は九州地区限定の発売なのがもったいないくらいウマかった。挟ませたら右に出る者がいないランチパック。そして挟まれる筑紫もちもさすがであった。ウマいなら挟んでみせよう筑紫もち。全国展開していない今、お土産で買っても喜ばれるはずだ。

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.