記録的な寒波が到来している2018年冬。東京でも大雪が降ったことは記憶に新しいが、豪雪地帯である北陸3県は現在雪がシャレにならないことになっているようだ。

2月6日の14時51分にNHKが伝えたところによると、福井県では列車がほぼ運休となり、北陸自動車道のほとんどの部分が通行できなくなっているため、石川県方面から一般道以外では福井県に入ることができない状態だという。そんな中、福井県在住の男性から現地の画像や動画が送られてきたためお伝えしたい。

・雪国っ子もビビる降雪量

現地の様子を伝えてくれたのは、福井県で銀行員をしている30代男性・Y氏。生まれも育ちも福井県、そんな生粋の雪国っ子であるY氏も、今回の降雪には驚いているようだ。2月5日の夜、Y氏から私(中澤)に以下のようなコメントが送られてきた。

「雪エグイ」「地獄」

──どうやら、雪に慣れているY氏でも、ありえない量の雪が降っているらしい。確かに、送られてきた画像を見ると、車道の両脇にそびえる雪の壁の高さが尋常ではない。余裕で車を超えている。

・雪で街が止まっている

詳しく街の様子を聞いてみたところ、学校も休校しており、そこら中が臨時休業になっているという。明けて翌6日、昼に街を車で走っている写真が送られてきたが……

真っ白。雪以外何も見えない状態である。こんな中でも車って走れるんだ……。さらに、川には衝撃の光景が広がっていた。

あまりの雪と寒波で川に流氷みたいな氷が。雪に塗りつぶされた街の奥の川に浮かぶ大きな氷の数々は、福井県とは思えない光景だ。

・引き続き注意を

なお、気象庁が発表している週間天気予報によると、2月6日現在、福井県には1週間のうち5個雪マークがついており、特に8日にかけては強い寒気の影響で大雪となる所があるとのこと。まだまだ厳しい降雪が続きそうなので、現地の方は引き続き事故などに注意していただければと思う。

参照元:NHK気象庁
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.