茨城県の西部に位置する猿島郡境町。人口は約2万4000人、町の南に利根川が流れるのどかな町である。2018年1月30日、その境町で任期満了に伴う境町長選が告示された。

茨城新聞クロスアイによれば、立候補したのは現職の橋本正裕(はしもと まさひろ)氏(42歳)と、新人の高嶋勇喜(たかしま てつわんあとむ)氏(54歳)の2名で、文字通りの一騎打ちになるという。

・現職と新人の一騎打ち

現職の橋本正裕氏は取材陣に対し「4年間取り組んできた政策の効果が出て、人口減も下げ止まってきた」と実績を強調。次期町長としてもさらに境町を発展させる意気込みのようだ。

対する新人の高嶋勇喜(たかしま てつわんあとむ)氏は、「無投票での再選を阻止する」とし「政治経験はないが、専門家を登用して公平な町政運営を目指す」としている。なお、選挙運動は行わないということだ。

ここで両者のプロフィールを紹介しておくと、橋本正裕氏は明治大大学院修了後、4期の町会議員を経て2014年の境町長選挙で初当選。公約は「教育・子育て支援による人口減ストップ」などを挙げている。

一方の高嶋勇喜(たかしま てつわんあとむ)氏は富士大学中退後、建設業に従事。公約は「専門家の登用による町政運営」や「事務職員の非正規化を推進し人件費削減」などを挙げているとのことだ。

余談ではあるが高嶋勇喜(たかしま てつわんあとむ)氏の名前が、元々の名前なのか改名したのかは定かではない。確かなのは滅多にない名前なので、ネットを中心に大きな注目を集めている、ということだけである。

投票は2月4日の7時から18時までで即日開票される予定だ。境町在住のみなさんは、どうか投票日をお忘れのないようにしていただきたい。

参照元:茨城新聞クロスアイ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.