部屋でくつろいでいる時に突然の訪問者。友達が来る予定はないし、Amazonで何か買った覚えもない。さて、あなたならどうする? 私(中澤)は、アポなし訪問は有無を言わさず居留守だ。

ただ、訪問者が管理会社を名乗ると出てしまうかもしれない。そこで「部屋の契約で……」と言われると話も聞いてしまうかも。今回紹介するのは、そんな心理につけ込んだ偽装訪問者の話である。

・なぜか見えないインターフォンのカメラ

Twitterユーザーの「トムラ(@tomura07)」さんは、家でくつろいでいる際、謎の人物が訪問してきたという。時間は20時頃、カメラ付きインターフォンはなぜかよく見えず、通話で応答すると声がボソボソしており聞き取れなかったそうだ。そこで、チェーンをつけてドアを開けてみたところ……

「なんでチェーンかけてるんですか!」

──と、微妙に見えない位置から突然の怒鳴り声。不動産屋を名乗ったが、早口で聞き取れず、その後は何度聞いても名乗らない。さらに、「契約について重要な話がある」と脅しのようにまくしたて、とにかくドアを開けさせようとする謎の人物。

不審さを感じたトムラさんは、「あとで大家さんに確認します」とドアを閉め警察に連絡。その場は事無きを得た。そして、後日、念のため管理会社に確認したところ……

もちろん契約に問題はなく、完全に何者かのなりすましだったことが判明したという。もし、うっかりドアを開けてしまったらどうなっていたのだろうか? 怖すぎィィィイイイ! なお、このマンガに対し、ネットでは以下のような声が集まっている。

・ネットの声

「インターホンは顔を撮影&録画されないように手で塞いだ その為、声が遠く聞こえた また、聞こえずらいと確認のために扉を開ける人が要るので開けてたら終わりだった」
「田舎のアパート管理人です。学生さんとかがよく入る物件なのでめちゃ来ます」
「私もチェーンを掛けて開けたら、隙間から足を入れて来てドアを閉められなくされました…」
「うちにも来ました…最初は腰が低いですがこっちの言葉の挙げ足をとってきて、だんだん突っ掛かってくるので注意して下さい!」
「戸建でも似た事例あります」
「自分も先日、同じようなことがありました」
「我が家にも似たようなのが来ました」
「全く同じ手で散々な目にあいました 後日話聞くから帰ってくれとすると、さらに厄介なの連れて8時間ぐらい居座られました」

──似たような手口の報告が相次いでいる。場合によっては、ドアの隙間に足を差し込んでドアを閉められなくする輩もいるようだ。

なお、この手口で、押し入り強盗や暴行される可能性も十分あるという。そもそも、騙してドアを開けさせようとする人物がまともなはずがない。たとえ日中でも1人暮らしでなくとも、こういった不審な訪問にうっかりドアを開けないように注意しよう。

参照元:Twitter @tomura07
マンガ:トムラさん, used with permission.
執筆:中澤星児

▼日中でも1人暮らしじゃなくとも要注意!

▼つけ込むためなら何にでもなりすます