2017年12月に公開され、世界中で大ヒットとなった『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』。本作には女性指揮官や女パイロットが登場して、ガールパワーが感じられる作品になっているのだが……そこが気に入らない人もいたようだ。

というのも、男性の権利擁護活動家が、本作から女性キャラクターを一掃した動画を制作。そのニュースを耳にした出演俳優&監督が、「この時代に……」と呆れすぎて笑うしかない状況になったようである。

・『最後のジェダイ』から女性キャラクターが一掃された動画

米ニュースサイト『PEDESTRIAN』によると、『最後のジェダイ』から女性キャラクターを一掃した46分間の動画を制作したのは、男性の権利擁護活動団体「MRA」の匿名メンバー。

『PEDESTRIAN』の編集者が問題の動画を見たそうだが、反乱軍のアミリン・ホルドー中将や、女性パイロットの出演シーンが全てカットされていたとのこと。

・レイア姫が男性パイロットを降格させるシーンもカット

また、レイア姫が反乱軍のパイロットであるポーを叱り飛ばすシーンや彼を降格させるシーンもカットされ、男性至上主義を訴えるような内容になっていたという。

しかし、時は2017年である。これだけ男女均等化が進んだ世の中で、こんな動画が制作されるとは……。時代に逆行しすぎていて、開いた口が塞がらないといった感じである。ちなみに、問題の動画は海外掲示板「Reddit」に投稿されたようだが、現在は見られなくなっているもよう。

・出演俳優&監督も呆れ返っていた様子……

そして、この件について耳にした米歌手プリシラ・ペイジが、ニュースのリンクを貼って「アハハハハハハハ」とツイート。すると、『最後のジェダイ』でメガホンを取ったライアン・ジョンソン監督が、「プリシラが的を得てくれたけど、僕も付け加えたい。ハハハハハハハハハハ」とTwitterに投稿。

続いて、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルとフィン役のジョン・ボイエガも、笑いすぎて涙が出ている絵文字を大量にツイートし、呆れ返った気持ちを表現していた。

ちなみに筆者も『最後のジェダイ』を見たが、強い女性キャラクターの活躍が目立つ、素晴らしい出来映えになっていたことを付け加えておきたい。

参照元:Twitter @BBW_BFFPEDESTRIAN(英語)
執筆:Nekolas
Photo:(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

▼ニュースを耳にした歌手プリシラ・ペイジのツイート

▼ライアン・ジョンソン監督も呆れ返ってしまった様子……
https://twitter.com/rianjohnson/status/953107873487208448

▼笑うしかなかったマーク・ハミル

▼マークとジョンソン監督に続いたジョン・ボイエガ