あなたのこれまでの人生で「最も美味しかったインスタントラーメン」は何だろうか? 即答できる人は少ないかもしれないが、記者は迷いなく「中華三昧の酸辣湯麺!」……と答える。詳しくは以前の記事をご覧いただきたいが、つい最近知った明星中華三昧「酸辣湯麺(スーラータンメン)」が馬鹿みたいにウマいのだ。

この「中華三昧 酸辣湯麺」は『赤坂 榮林(えいりん)』が監修しており、中華三昧にハマって以来「インスタントでこんなにウマいなんて本店はどんだけウマいんだよ?」と思わずにはいられなかった。これは一度行くっきゃあるまい……!

・ウマすぎる中華三昧

まずはしつこいようだが、中華三昧「酸辣湯麺」のウマさについて改めてお伝えしておきたい。2010年から販売されている明星中華三昧「酸辣湯麺」。スーパーだと120円くらいで購入できるインスタントラーメンだ。

とにかく「美味」としか言いようがないその味は、香り・旨味・コク・辛み・さっぱり感のバランスが完璧に調和した究極の一品。いま現在、日本に「中華三昧 酸辣湯麺を超えるインスタントラーメンは存在しない」とマジで確信している。

・元祖・酸辣湯麺の名店

そんな「中華三昧 酸辣湯麺」を監修するのが、酸辣湯麺発祥の店として知られる『赤坂 榮林』だ。元々は榮林のまかない料理として生まれた酸辣湯麺。今では日本はもちろん世界中に広まった。つまり「元祖・酸辣湯麵」の名店である。

インスタントでも衝撃のウマさなのに、本家本元の “ガチ酸辣湯麵” なんてウマ死するのでは……? そうは思ったが、あふれ出す酸辣欲は抑えきれない。最後の晩餐のつもりで榮林に向かった。

震える足で到着した榮林で、メニューも見ずに注文した酸辣湯麺。ランチタイムの価格は税込み1296円であった。単純に考えると中華三昧とは10倍の価格差があることになるが、果たして元祖酸辣湯麺のお味はどんなものなのだろう?

・ウマ死寸前

やがて到着した酸辣湯麺。キラキラと輝くとろみがかったスープは、食べる前から圧倒的な「絶対にウマいオーラ」を放っている。そして当然のように元祖酸辣湯麺はウマかった──。

当然と言えば当然だが、中華三昧との一番の違いは麺である。中華三昧の麺も美味しいが、やはり歯切れのいい生麺とはレベルが違う。さらにはタケノコのシャキシャキとした食感も心地よく、スープももう1段階上の深みがあった。う、ウマいとしか言えない……!

・中華三昧も改めてスゴイ

ただし、改めて中華三昧の再現度の高さに驚いたのも事実だ。価格差と同じく10倍の違いがあるかと言われれば全く違う。むしろ味の違いは2倍もない。現にレジにいた女将さんらしき人も、


「中華三昧? あれ美味しいでしょ? もうあれ食べたらうちに来てくれなくなっちゃうんじゃないかと思ってるんですよ。ちょっとすごいですよね」


……と話していたから、中華三昧はお店の人も感服の再現度らしい。中華三昧……おそろしい子。

というわけで、元祖酸辣湯麺は圧倒的に美味であると同時に、改めて中華三昧のすごさも思い知った次第だ。なお、お店の人は「中華三昧もいいですけど、たまにはお店にいらしてくださいね。やっぱり美味しいですから」とも話していたから、酸辣湯麺好きな人はぜひ足を運んでみよう。その際、くれぐれも “ウマ死” にはご注意いただきたい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 赤坂 榮林
住所 東京都港区赤坂3-16-2
時間 平日ランチ11:30~14:30 / 平日ディナー17:30~22:00 / 土祝ランチ11:30~14:00 / 土祝ディナー17:30~21:00
休日 日曜日

参考リンク:赤坂 榮林
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼スープ1滴も残したくない圧倒的なウマさ。

▼ランチタイムとディナーで酸辣湯麺の価格は違うようだ。

▼ウマ死寸前。また近々行く。

日本、〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目16−2