バク宙するロボットが登場したり、全長8.5メートルの超巨大な2速歩行ロボットも開発……さらには新型AIBOが発売されたりと、話題には事欠かないロボット業界。

そんななか、米国の電子機器メーカーが、重量3.6トン以上ありながらも時速32キロで歩けるロボットスーツを開発しているという。今回はその製品の全貌が見られる大迫力の動画をご紹介したい。

・競技用に開発されたロボットスーツ

ロボットスーツの名前は「Prosthesis(プロステーシス)」だ。開発元のFurrionによると、この製品は同社が考案した競技「メカレース」のために開発されたロボットスーツで、操縦は本体に人間が乗り込んで行うのだとか。 

身長は約4.6m(15ft)で横幅が約5.5m(18ft)。前述の通り、重量が約3.6トン(8000lbs)以上もありながら、時速約32km(20mph)で歩行して障害物も乗り越えられるというから凄い。

・まるでマンモス

動画「Furrion Exo-Bionics」で全貌を確認すると、骨組み剥き出しのいかにも頑丈そうな「Prosthesis」が登場! 続いて人間が乗り込んでスイッチを入れると……カッケェェェエエエーーー!! マンモスのようにパワフルに歩く姿が印象的だ。

その後、動画には1:30あたりのところで対戦者らしき相手が登場。CG映像に切り替わると、ラストはメカレースの名前「X1 Mech Racing League」の文字が現れて幕を閉じる。まるで映画のようだが、これが現実だと思うとワクワクせずにはいられない。今後の新たな展開に注目だ。

参照元:YouTube、Furrion 「Press Releases
執筆:K.ナガハシ

▼「Prosthesis」のイメージ動画がこちら