ポテざるかき氷そばなど、数々の “珍そば” を世に放ってきた「阪急そば若菜」。さすが関西と言うべきか、斬新過ぎるメニューに若干引いた覚えがあるのは記者だけではないだろう。

そんな同店も2017年にめでたく開業50年を迎えたそうだ。半世紀続く立ち食いそばってのもスゴイよな! 記念として随時、特別メニューを提供しているが2018年1月10日からは『おでんそば・うどん』がスタート。さっそく食べてみたところ、そばとおでんの出汁が絶妙に混ざり合っていて、完成度の高い仕上がりに驚いた次第である。

・シンプルなおでんそば

これまでの奇想天外なメニューを振り返ると、そばの上におでんを乗せるだけとは、至ってシンプル。シンプル過ぎて、逆にこちらが戸惑うレベルだ。コンビニおでんでも、うどんを入れられたりするし、味もまぁ……なんとなく想像できる。

後にその考えは浅はかであったことを知るのだが、注文する前はそんなことを思っていた記者。運ばれてきた「おでんそば(税込550円)」を目にしても、正直大きな衝撃はなく、淡々と食べ始めた。だがしかし……! 

・優秀ながんもどき

結論から言うと、そば出汁とおでん出汁の相性が想像以上に最高だった。コンビニのようにおでん出汁に麺を入れるのではなく、そば出汁におでんを入れた点がポイントだと思われる。シッカリ出汁を含んだおでんがそばに乗ることで、さらにウマさが倍増! 

中でも優秀な働きをしていたのは “がんもどき” だ。がんもどきの蓄えている出汁が、ジュワっとそば出汁に染み出していく瞬間がたまらない。がんもどきパワーにより、旨味がより一層アップしていると言える。そのほか卵や牛すじなどの具材も、そばに見事にマッチしていたぞ。

なお、おでんそば・うどんの提供は2018年3月31日までとのこと。「阪急そば若菜」の十三店・西宮北口店・塚口店ほか、「阪急そば」の池田店・石橋駅構内店・茨木店・桂店・西京極店で食べることができる。今しか食べられない、おでんそば・うどん、要チェックやで~!! 

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 阪急そば若菜 十三店
住所 大阪府大阪市淀川区十三東2丁目12−1 阪急十三駅構内
時間 7:00〜22:00(LO21:30)
定休日 なし

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼具だくさんな「おでんそば」

▼糸こんはひと口サイズで食べやすい

▼シッカリ味がしみ込んだ牛すじ

▼半熟のゆで卵

▼良い働きをするがんもどき

▼そもそも、そば出汁がウマい

▼おでん単品もある。日本酒が飲みたくなるな……

▼関西のソウルフード『阪急そば』!! 

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