TBSニュースによると2018年1月9日、韓国政府は慰安婦問題をめぐる日韓合意について「再交渉はしない」とした上で「自発的な謝罪を含む努力を期待する」と発表したという。

この件について様々な意見があると思うが、今回はこの件だけではなく、韓国がこれまで起こしてきた、竹島・仏像の盗難・教科書問題……などについて “いち在日韓国人” の意見をご紹介したい。いち在日韓国人とは、わたくしP.K.サンジュンである──。

・あくまで個人の意見

まず、この記事のタイトルを “いち在日韓国人” としたのは、私の意見が在日韓国人の総意だと思われたら困るからだ。私には在日韓国人の友人や知り合いが大勢いるが、政治的な話や “こっち系” の話をした記憶があまりない。なので、あくまで個人的な意見だと思っていただければ幸いだ。

友人同士で政治的な話をしないのは、おそらく日本人も友人同士で政治的な会話をあまりしないのと同じ理由だから、特別なことではないだろう。だが、家族同士ではまあまあこっち系の話もする。父が口火を切り、私や妹たちが所感を述べる……といった感じだ。

さて、どこから手を付けるか悩むが、私にとっての韓国をわかりやすく例えてみようと思う。私は祖父が韓国から渡ってきた、いわゆる「在日韓国人三世」だ。そんな私にとって韓国は、


アルコール中毒の父親


だと言えば、イメージが付きやすいだろうか? さらに「疎遠になった」と付け加えてもいいかもしれない。

・アル中の父親

当然、父親だから韓国には一応の敬愛の念がある。私の体に韓国人の血が脈々と流れているのは事実で、これは国籍を変えたところで変わらない。そして、その事実自体をネガティブには捉えてはいないし、恥ずべきことだとは思っていない。

だがしかし、アル中の父親がトラブルを起こすと居たたまれない気持ちになるのと同じで、韓国が何かしでかすと「お恥ずかしい」「情けない」「ご近所(日本)に申し訳ない」という気持ちにはメチャメチャなる。身内な分、韓国に対する怒りは日本人より遥かに大きいハズだ。

ただし、本当にアル中の父親ならば私がとことん頑張って更生させたいところだが、いかんせん国はどうしようもない。さらに言うならば、実の父と違って韓国そのものにも、そこまでの興味も情熱もない

私が韓国に抱くのは「国としてこうあって欲しい」というビジョンや願い、そしてもちろん愛国心ではなく、「私の体に韓国人の血が流れている」という事実のみ。それ以上でも以下でもないのだ。

・生まれてよかったとは思ってる

もう一点、話をややこしくするようだが、私は「在日韓国人として生まれて来てよかった」と心底思っている。人間はいまの自分が好きならばすべてを受け入れられるもので、私はいまの自分が好きだし、過ごしている時間にもある程度満足している。私がもし日本人として生まれ育った場合、今と同じ環境にいられたかわからない。

話がそれてきたが、私は韓国が何かやらかすたびに、「お恥ずかしい」「情けない」「ご近所に申し訳ない」の3連コンボを味わっている。そしてこの記事を書いたからと言って「気持ちをわかってつかーさい」なんて言っているつもりもサラサラない。ただただ、“いち在日韓国人はそう思っている“ というだけの話である。

参照元:TBSニュース
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.