2017年ももうすぐ終わる。今年の初めに掲げた目標を達成することはできただろうか? もしも今年、ダイエットや筋トレを続ける計画を立てて挫折したりしていないだろうか。「今年はダメだったけど、来年こそ!」なんて思う前に、少し考えてみた方がいい。だって、また途中でやめてしまうから……。

個人的な話で恐縮だが、私(佐藤)は1年間ポールダンスを継続することができ、モチベーションは落ちることなく、今後も続けていくつもりである。ダイエット・筋トレを継続したい人は、「やるぞ!」と意気込む前に、続けられる環境を作ることをオススメする。

・続けててエライ?

2016年12月にポールダンスを始めてから、アッという間の1年だった。まさか自分でもそこまで続けるとは思っていなかったのだが、よく言われるのは「続けててエライね」。いや、全然自分ではがんばっている気がないし、辛いと思ったことがない。でも、周りの人に言わせると、「よく続くなあ」ということらしいのだ。

・「マンネリ化」が大敵

誰にでも経験があることだと思うが、ダイエットのためにジョギングを始めたり、健康のために筋トレを始めても結局続かなくなるケースが多い。最初は楽しくてもそのうち飽きてしまって、最後に義務感だけが残る。自然とジムにも足が向かわなくなって、月日が流れ去るというのがパターンだ。


要するに「マンネリ化」していくのではないだろうか。幸い私は1年レッスンを続けてきた今でもマンネリしている気がしない。むしろ、月日を重ねるにつれて楽しさが増しているように思う。そこで、2018年から何かを始めたいと思っている人のために、運動を続けるポイントをお伝えしたいと思う。


・最初に、挫けないため

1年間レッスンに通うことができたのは、始めたのがポールダンスだったからではないか? と思っている。他のモノであれば、ここまで続かなかった気がする。というのも、ポールダンスは世間的に馴染みが薄いために、初心者に向き不向きが少ない

逆に言えば、誰にとっても始めるのが難しいスポーツなのである。したがって、運動オンチのオッサンも、運動得意の20代女性も、条件は同じ。ポールを前にしていきなり難度の高い技をできる人は1人もいないのだ。運動オンチのオッサンが置き去りにされる心配がなかった


さらに良いのは、練習したら練習した分だけ上手くなる。運動オンチでも数をこなせば、ついていくことができる。2018年から何かを始めたい人は、未知のスポーツをオススメする。ベルトの上でバランスを取る「スラックライン」や東京五輪から正式種目になる「ボルダリング」、天井からつるした布で行う「エアリアルヨガ」など。初心者なら条件や力量に差が出にくい、未知のスポーツなら置き去りにされて挫折する可能性は少ないかも。


・成長を自覚できること

次に大切なことは、「成長を自覚できること」ではないだろうか。そのために私が活用したのは、写真や動画を撮ることだ。見返して技の完成を確認するのはもちろん、それらをSNSに投稿して、フォロワーの反応をうかがっていた。

不出来でも構わないので、それを続ける。すると、より見栄えがするように努力をするようになるので、いい緊張感を保つことができた。もちろん、励ましのコメントを得ると、さらにやる気が出る。


あとは、2カ月に1度、東京・新宿の2丁目のバーでポールダンスのパフォーマンスを行い、人目に触れる機会を設けていた。もしもお披露目する機会があるスポーツであれば、その機会を率先して活用しよう。人知れず努力をするのも大事だが、人に見られる機会は、自分を奮い立たせる良いきっかけになる


・情熱を持続させる

これらのポイントのなかで、何よりも大事なのは情熱を持続させることだろう。始めたばかりの初心者の段階を通過して、そこそこできるようになると、飽きることもしばしば。マンネリ化してやる気が失せることもよくある。

ポールダンスの場合、半年くらい経過してポールに馴染んできたところから始まりだ。もしかしたら、1年経ったくらいからが本当の始まりかも。ある一定の水準を超えると、出来る技が格段に増える。難易度も飛躍的に上がるのだが、とにかく技のバリエーションが急に増える。

これと同じように、自分にとってハードルが高いと思えるスポーツを選ぶと、のちのち新しい世界が見えてくるかも。


・憧れの存在が近くにいること

意欲を持続するためには、「続けて行けばどこに辿りつくのか?」を知っておいた方がいい。私の場合は、レッスンを受けている先生が憧れであり目標だ。MOMO先生は「MISS POLE DANCE & POLE KING JAPAN」で2年連続準優勝の実力者で、その演技には、人を魅了するものがある。

今の私には、到底マネの出来ない技の数々。しかし、続けていれば確実に成長することをこの1年で学んでいる。

先生の領域まで辿りつけなくても、目標になる人が間近にいることは、大いに励みになる。そして運動を続ける動機にも十分になりうる。


・こう考えていると続かない

おそらく、続かない人は自分に課している要求が厳しいのではないだろうか。明確な目標を持つことも大事だが、ゆっくりでも地道に続けることの方が、結果的に目標に到達するのが早いかもしれない。「○月までに5キロ痩せる!」とか「春までにウエストマイナス5センチ!」などなど……。

ストイックに挑戦しようとしているのはわかるけど、目標達成が難しくなってくると、とたんにモチべ―ションが下がる

そして、こういう目標の立て方や考え方で、見落としがちなことが1つある。それは「目標達成後にそれを維持する」ということだ。痩せたのは良い。筋力アップしてマッチョになったのは良い。けど、それで終わりではない。放っておくと、また元通りだ。


高い目標でなくても良いので、緩やかに自分のペースでやっていく方が結局長く続いていく気がする。そして何よりも、義務感に訴えるよりも、楽しくやっていくのが一番だ。ぜひ来年は「やるぞ!」という気合いを置いておいて、未知のスポーツに楽しみながら挑んでみて欲しい

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24