海外旅行に出かけたら、その国の美味しいグルメを満喫したいもの。美味しい料理に巡り合えるかどうかは、旅をする上で非常に重要なポイントである。コンビニやフードコートも悪くはないが、せっかくなら現地の人が通うお店に足を運んでみよう。

というわけで、今回は韓国のソウルで絶対に外さないコムタンクッパの名店『河東館(ハドンガン)』をご紹介する。とりあえずソウルの朝食は、ここで食べておけば間違いない。お値段は少々張るが、味良しアクセス良しの優良店だ。

・明洞の老舗コムタン専門店

河東館は多くのホテルが集まりソウル屈指の観光地として知られる明洞(ミョンドン)にある。ソウル旅行に出かけた場合、ホテルが明洞になる確率はメチャメチャ高いから、多くの観光客にとってアクセスは容易なハズだ。

詳細な住所は公式ホームページ(日本語あり)をご確認いただきたいが、ロッテ百貨店方面から明洞に入りしばらく直進。メイン通りを右に曲がらず通り過ぎて1本目を左折すれば河東館がある。迷っても超有名店だから「ハドンガン!」と連呼すれば、とりあえず辿り着けることだろう……たぶん。

・朝食が絶対にオススメ

それはさておき、河東館は1939年創業のコムタン専門店だ。コムタンとは牛肉や牛の内臓を煮込んだスープのことで、日本でも多くの焼肉店で扱っているポピュラーなメニューである。唐辛子は使用していないので、辛いのが苦手な人にもオススメだ。

こちらの河東館、公式には午前7時から午後4時まで営業しているが、昼過ぎには売り切れてしまうことが多いので注意して欲しい。オススメは絶対に朝。河東館のコムタンクッパでエネルギーを補給し、ソウル観光に繰り出すのが個人的にはスタンダードである。

さて、河東館のメニューは基本的に2種類で「コムタンクッパ」か「特コムタンクッパ」のみである。肉単体のメニューもあるが、そちらは朝食向きではないので今回は割愛したい。なお「コムタンクッパ」は1万2000ウォン(約1250円)「特コムタンクッパ」が1万6000ウォン(約1670円)となっている。

記者は毎回「特コムタンクッパ」を食べるが「トゥック(特)」と何度か言えばだいたい通じる。スタッフのおばちゃんは日本語が堪能ではないが、2種類しかメニューがないのでハードルはそこまで高くないハズだ。

・とにかくウマい

そしてコムタンクッパは……とにかくウマいとしか言いようがない。白濁ではなく透明なスープは濃厚なのにしつこくなく、牛の旨味が凝縮された逸品である。テーブルに置いてある大量の青ネギを入れるも良し、キムチで味を変えるも良し、きっと10分もかからずに食べ切ってしまうハズだ。

再三お伝えしている通り、とりあえずソウルの朝食はここで食べておけばハズレはない。味は当然として、アクセス的にも覚えておいて損はない店だぞ。

参考リンク:河東館
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼後半は青ネギやキムチを投入して食べてみよう。超ウマいぞ。