これまで数々の神対応で世間から称賛を浴びてきたGLAY。1988年に結成し1994年にはメジャーデビュー、90年代に一時代を築いた日本屈指のロックバンドである。また約30年もの間、一度たりとも不仲説が出たことがない “超仲良しロックバンド” であることも忘れてはならない。

そんなGLAYが今度は「結婚式に限り著作権料を徴収しない」と発表し話題を呼んでいる。その理由が「いかにもGLAYらしい」と評判なので、詳細と共にお伝えしよう。

・GLAYの発表

ここ最近の著作権絡みの話題といえば「JASRACが音楽教室からも著作権料を徴収」「JASRACが映画館からの使用料金を見直し」……などと、生々しい話題が続いていた。JASRACの「取れるもんは取る」という姿勢に、ネット上では反発の声が大きいようだ。

それはさておき今回のGLAYの発表は、それとは真逆の無償提供に関する話題である。2017年12月10日、GLAYは公式HPで「ブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権について使用者からの料金を徴収しない」と発表したのだ。以下に引用したい。


「GLAY及び有限会社ラバーソウルは、GLAY名義で発表しているGLAY楽曲をブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権について使用者からの料金を徴収しないことを報告させて頂きます。

GLAYの楽曲を結婚式で使用したいという多くのお客様からのお問い合わせを受け、メンバー自身も「結婚式という人生の素晴らしい舞台で自分達の曲を使用してもらえる事は大変喜ばしいことであり、それであれば自分達は無償提供したい」という思いから、今回、ブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権についての無償提供をさせて頂く運びとなりました」


ご覧のように動機はシンプルかつ非常に素直なもので「GLAYならそう思ってそう」と納得する人も多いのではなかろうか。なお、使用法により演奏権と複製権の使用料を各管理団体(「JASRAC」or「NexTone」)に支払う必要があるから、ご利用の際は注意して欲しい。

・ネットの声

「さすが日本一のハートフルロックバンド」
「GLAYらしい」
「理由が素敵」
「心意気が素晴らしいよね」
「兄さんたち、一生ついて行きます」
「グロリアスとか、GLAYはブライダル向きの楽曲も多いしね」
「それでもJASRACに演奏権と複製権を支払わなきゃいけないのは悔しい」

またしても神対応で好感度がグングンと上昇しているGLAY。結成30周年を迎える来年も、ますますの活躍が期待できそうだ。

参照元:Twitter @glay_officialGLAY公式サイト「ブライダルでのGLAY楽曲の使用に関して」
執筆:P.K.サンジュン

▼さすがGLAY。

▼ちなみに「グロリアス」は、結婚する友人を祝うために作った……と聞いたことがある。