2017年11月29日未明、北朝鮮が約2カ月ぶりに長距離型弾道ミサイルを発射した。国際社会からの非難は免れないが、なぜか一部ネット上では「今回のミサイル発射は相撲協会が仕組んだ説」が浮上している。

どうやら世間を賑わせている横綱「日馬富士」の暴行事件が関与しているらしいのだが、なぜそんな奇抜な説が浮上しているのだろうか? そこには多くの人が抱えると推測される “相撲協会不信” が関係しているようだ。

・突飛な陰謀論

まずはさっそく「北朝鮮のミサイル発射は相撲協会が仕組んだ説」の根拠を説明して行こう。ネット上に散らばる様々な意見を集約すると、以下のようなロジックで今回の陰謀論は浮上したらしい。


日馬富士の一件を相撲協会は穏便に済ませたい






でも国民(メディア)の関心が一向に薄れない





貴乃花親方を悪者にしようとしたけど上手くいかない





このままじゃ相撲協会がヤバい……。





せや、北朝鮮にミサイル撃ってもらう!


……あくまでネタであるが、このような動機のようだ。ネタなので「相撲協会と北朝鮮にどんなパイプがあるのか?」などには一切触れられていないが、日馬富士の一件で「相撲協会に不信感を募らせている国民が多い」とは言えるかもしれない。

また、便乗型の陰謀論もチラホラと見受けられ、やや大喜利的な様相を呈している。例えばこんな陰謀論だ。

・その他の陰謀論

「モリカケ隠しのための安倍政権による陰謀論だな」
「今日はイイ肉の日(11月29日)だからベジタリアンによる陰謀論」
「いや、いきなりステーキに嫉妬する魚民の陰謀だな」
「クリスマスをぶち壊したい俺たちの陰謀論」
「実は今日のテストを受けたくない私による陰謀なのです」

世間を揺るがす事件が起きるとき、ネット上では必ずと言っていいほど陰謀論が浮上する。中には真剣に陰謀論を唱える人もいるのだろうが、多くのネットユーザーにとって陰謀論は定期的なネタであるようだ。果たして次に浮上する陰謀論は何なのだろうか。

参照元:産経ニュース
執筆:P.K.サンジュン