子供から大人まで、みんなが大好きな洋食といえばオムライスで決まりだろう。おいしいオムライスを求め、私(あひるねこ)がひたすら東京都内を彷徨う。それがこのシリーズ「東京オムライス紀行」である。実に1年以上ぶりの登場で、もはや私自身も存在を忘れていたのは秘密だ。

超久々の連載復活である今回は、人気の老舗洋食屋を訪れた。お店の名物メニュー『やわらか厚切り牛タンオムライス』が、口に入れた瞬間に思わず「柔らか~い!」と叫んでしまうほどトロットロなのだ。おそらく、歯が全部抜けてしまっても食べられること間違いなしの逸品である。

・恵比寿の老舗洋食屋

都内屈指のオシャレなエリア、恵比寿。お目当ての洋食屋「チャモロ」は、JR恵比寿駅からだと徒歩数分。東京メトロ恵比寿駅の5番出口から出れば、徒歩1分以内で辿り着けるぞ。それにしても、なんだかムドー戦以降は馬車の中で回復要員になるゲントの杖引換券みたいな名前のお店である(ドラクエ6参照)。

と思いきや、なんと創業40年の老舗とのこと。別にあのメガネが元ネタというわけではなさそうだ。さあ、いつまでも下らないこと言ってないで、地下にあるお店に入ってみよう。ゲントの神の祝福があらんことを。こぢんまりとした店内は、いかにも昔ながらの洋食屋という感じで雰囲気がある。

・名物オムライスを求めて

オムライスは種類がいくつかあるものの、こちらの名物は何と言っても『やわらか厚切り牛タンオムライス(税込1500円)』だ。オムライスにしてはちょいとリッチだが、ランチタイムに行くとサラダと味噌汁、ドリンクが付いてくる上に、ライスの量も選べるぞ。

・ド迫力の牛タン

テーブルに届けられた皿を見て、きっとあなたはこう思うに違いない。牛タンでっか! 半熟オムライスの上に、卵を覆い隠すかのように横たわる巨大な牛タンの姿は迫力満点。さらに、その上からかけられたデミグラスソースがまた たまらないではないか。わーい、洋食屋のオムライスだーーーッ!

・トロトロすぎてビビる

この牛タン、見るからによく煮込まれていて柔らかそうである。でもやっぱり肉だし、スプーンじゃなくてフォークとナイフの方がいいのかな? なんてことを考えながら、ゆーっくりと牛タンにスプーンを入れてみると……。

スッ! と入っちゃった。プリンかよ!! そのまま牛タンとオムライスをスプーンに乗せて、お口の中へGO。すると、うっ……わ。なんだこれ! めっちゃ柔らか~~~い!! 牛タンが超トロットロで激ウマ。もちろん卵も半熟でフワトロなのだが、牛タンが柔らかさで勝ってしまっているのだ。すげえ!

・夢のドッキング料理

オムライスの中身はチキンライスではなく、バターがベースの炊き込みご飯風。デミグラスソースといい、なんとも洋食屋チックな味だ。オムライスというよりも、オムレツ、牛タン、ライス、デミグラスソースという心惹かれる洋食屋メニューを、1つの皿に合体させてしまったかのようである。

・歯の必要性が消滅

にしてもこの牛タン、ここまで柔らかいと、もはや歯が全部抜け切っても食べられそうだな。というか逆に問いたくなる。歯って必要ですか? と。大袈裟に聞こえるかもしれないが、それくらいトロトロなのだ。体験したことがない人はぜひ味わってみて欲しい!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 チャモロ
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-2-8 雨宮ビルB1F
時間 12:00~14:30(月~木)、12:00~14:30、19:00~22:30(金・土)
休日 日曜

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼ランチに付くサラダと味噌汁

▼コーヒーかウーロン茶も付く

▼大迫力!

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