2011年5月、米軍特殊部隊により射殺されたウサマ・ビンラディン。その際に米軍が押収したパソコンに含まれていた資料を、先日CIAが新たに公開した。

中には、鍵針編みのチュートリアル動画や人気ゲーム『ファイナルファンタジー』やアニメなどなど……。どうやら、氏のパソコンには意外なファイルが収められていたようだ。

・CIAがビンラディンに関する新情報を公開

英ニュースサイト『Independent』によると、CIAがビンラディンのPCに含まれていた4万7000ものファイル情報を公開。2011年にパキスタン北部アボタバードの隠れ家で、氏が殺害された時に押収された証拠物件のひとつである。

そのPCから見つかった動画ファイルには、米アニメ映画『アンツ』や『カーズ』、人気ゲーム『ファイナルファンタジー』も含まれていたという。その他にも、靴下や蝶々の模様を作る鍵針のチュートリアル動画といった、テロリストのイメージに似つかわしくないファイルなども多数見つかっている。

・自分を描いたドキュメンタリー作品を見ていた?

これは、ビンラディンが家族と共に隠れ家に住んでいたため、「パソコンを家族と共有していたからではないか」と海外メディアは報じている。

そして、米映画『ビン・ラディンを探せ! ~スパーロックがテロ最前線に突撃!~』をはじめとする、氏に関する3本のドキュメンタリー作品のファイルも発見されたとのことで、どのように自分が描かれているのか気になっていたのかもしれない。

・ファイルの内容が欧米文化に染まりすぎ……!?

ビンラディンのパソコンから発見されたファイル情報を知った時、筆者は「皮肉なものだな……」と思わずにはいられなかった。というのも、あまりにも内容が欧米諸国の文化に染まりすぎではないだろうか。

主に、米国を敵視してテロ行為を実行してきた組織のリーダーが、敵国で製作された自分に関する映画を鑑賞し、子供達には米国の人気アニメを見せていたのではないかと想像されるからだ。これを “皮肉” と呼ばずして、どう表現するべきか他に言葉が思い浮かばない筆者であった。

なお、CIAが公開しなかった他のファイル情報には、国家の安全に危険をきたす内容や壊れた複製ファイル、未成年者が閲覧できない “オトナ” 用の動画などが含まれていたそうだ。

参照元:Independent(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons