中国夢(チャイナドリーム)! 中国夢!! 経済成長、一帯一路、何かと強気の中国だが、皆さんはこの話題について強気な中国人を見たことがあるだろうか。私はない。それは「男子サッカー」だ。

中国男子サッカーは、お金を積んで外国から有名選手や監督を招いても、悲しいことになぜかパッとしない。そこで、この度ある若手育成策が発表されたのだが、その選抜基準がありえなさすぎると物議を醸している。

・中国サッカー界の「ありえない選抜基準」

「ありえない選抜基準」が発覚したのは、『若手選手のアルゼンチン派遣プロジェクト』だ。基準は、主催者のひとつである遼寧省体育局が設けたものであるそうだ。

まずは、「1999~2002年生まれであること」。今年、ちょうど15~18歳になる年代だ。これはわかる。そして、もうひとつの条件が「身長180センチ以上」であることだという。え? 身長?

・ヒドイと批判の嵐!

サッカーファンならよくご存知だろう。世界でプレーをしている選手は、なにも高身長選手ばかりではないことを。

サッカーの神様ことペレも、メッシもマラドーナもネイマールも……世界の名だたる選手の多くが180センチ未満。メッシにいたっては、FCバルセロナに入団した13才当時、140センチ台だったと言われている。

この一報を知った中国の有名スポーツジャーナリスト姫宇陽(き・うよう)さんも

「最新のワールドベストイレブンだって、ゴールキーパーをのぞく10人のうち180センチ以下は5人もいる。この時代に身長を基準にするなんて、もう言葉が見つからない!」

と批判の声を上げているのだ。

これには、ネットユーザーからも

「え、サッカーって身長関係あるの?」
「モデルでも探してるのかな?」
「パレード用の兵隊かよ」
「国家予算のムダづかい」
「だから中国のサッカーは弱いんだ……」
「何年経っても、サッカーのことを知らない役人に中国サッカー界はつぶされてしまうのか」
「もう笑うしかないわ」

と、声が多く寄せられている。

・この基準だと日本代表の半数以上が “失格”

なお、この基準だと日本代表選手の大半が “失格” となってしまうそう。隣国をチラリと見るだけでも、この基準があまり意味がなく、むしろ若い芽を摘む結果になってしまうことがわかりそうなものだが……。

一体、誰がどう決めたのか。ネットの声を受けて、見直されることを願うばかりだ。

参照元:網易今日頭条(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Wikimedia Commons