サクサクの衣とプリッとしたボイル海老のハーモニー……海老天は天ぷら界のヒーローである。身が詰まった海老天が乗った天丼こそ丼ものの至高

そう思っている私(中澤)が、心の底から震えたのが『えびのや』の「海老四本丼」だ。丼の上にそそり立つ4本の海老天はまるで壁! これぞ天丼界のウォールマリアや!!

・関西発のチェーン店

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良など、関西圏に展開されている天丼チェーンである『えびのや』。東京での出店は、高田馬場の1店舗のみだが、あえて言おう。「この店だけのために高田馬場に行く価値がある」と。

・種類

『えびのや』の天丼は全4種類。その違いは海老天の数だ。「海老一本丼」が900円でそこから海老天が1本加わるごとに100円ずつプラスされていき、MAXが「海老四本丼(1200円)」となる。

もちろん、乗っている天ぷらは海老天だけではない。というか、白身魚やイカ、玉子など、むしろ「海老一本丼」でも十分満足の天ぷら量。だが、ロマンは「海老四本丼」にあるだろう。というわけで、「海老四本丼」を注文してみた。

・築かれた壁

目の前に築かれる海老天の壁。天丼からそそり立つ4本の巨大海老天はまるで『進撃の巨人』のウォールマリアである。海老天にかぶりつくと……

サクッと軽めの衣と共にプリプリの身が口の中で弾けた。超ウマイ! そして、衣の先までみっちり身が詰まっている。こんな海老天があと3本あるという事実だけで巨人化してしまいそうだ。もう3cmくらい身長伸びちゃってるかも。

・狂気のウマさ

さらに進撃していくと、やっとご飯が現れた。甘辛いつゆが染みた中に、半熟玉子の天ぷらから黄身がトロけ出している。これ……完全に天丼の核(コア)やん。一番おいしいところやん。ひと口でいった。海老天と共にいった。その瞬間……!

あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙! んまい!! ンマイ! 口の中でトロけちゃううううううう! もはや気持ちいいーーーーーーーーーー!! ん゙キモチEEEEEEEEEEE!! ぬほおおおおおおおおお!! しゅごいーーーーーーーーーー!

思わず取り乱してしまうほどに最高のウマさだった。凄い……。この天丼、スゴイ! 1200円でも十分高コスパだ。しかし、この店の魅力は天丼だけではない

・高田馬場に住んでいる人がうらやましい

実は、各席にやよい軒のおしんこのような感じで、博多ふくいちの辛子明太子が備え付けられている。そう、辛子明太子が「食べ放題」なのである。どんだけご飯を食べさせる気だ! 家の近くにあったら毎日通うし、なんなら高田馬場に引っ越したくなった。

まだ、東京では1店舗しかないこの店だが、そのコスパを考えると、近い未来にどんどん進撃してくるかもしれない。天丼好きは要チェックである。

・今回紹介した店舗の情報

店名 えびのや
住所 東京都新宿区高田馬場1-26-12
営業時間 11:00~23:00(LO22:00)
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼海老天以外でも十分1つの天丼が作れるくらいの天ぷら量



▼赤だしもついてくる

日本、〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1丁目26−12