今月のアノ日が来た。15時に仕事を終えて帰っていいとされる、伝説の「プレミアムフライデー」だ。話には聞いたことがあるという人も多いだろう。しかし実際にその恩恵を受けた人はごくわずか。まさに『言葉がひとり歩き』している状況にある。

すでに言葉の意味さえもわからなくなりつつある人が大勢いるようで、Twitter上では皮肉なコメントが相次いでいる。

・「プレミアムフライデー」についての投稿

「プレミアムフライデーてなんだよ?」
「プレミアムフライデー、もう廃れんでしょ」
「プレミアムフライデーってなんですか?」
「プレミアムフライデーっていう言葉を聞くとイラッとする」
「プレミアムフライデーってまだ存在してたのか」
「プレミアムフライデーなの忘れてた」
「プレミアムフライデー…? 知らない言葉だ」

……など。

2017年2月からスタートして、すでに8カ月。そもそも週末15時に帰ることが難しいと言われていたのに、3月の年度末。4月のゴールデンウェーク前と、15時退社など到底不可能と思われるタイミングが続いてしまった。

そのせいか、「プレミアムフライデー? ふざけんな!」というイメージが定着してしまった印象が否めない。

文字通りにプレミアムな金曜日を、多くの人が実感できる日は、いつくるのだろうか? それまで、この『言葉のひとり歩き』状態は続きそうだ……。

参照元:プレミアムフライデー、Yahoo! リアルタイム検索
執筆:佐藤英典