2020年に行われる東京オリンピックまで、あと少しで残り1000日を切る。4桁だとまだまだ先だと感じるが、3桁になればあっという間。気がつけば、4年に一度の「スポーツの祭典」が開幕していることだろう。

今からメダルラッシュが期待され、中でも新種目の「スポーツクライミング」は有力候補と言われている。ここ数年、ボルダリングが流行っていることもあって、実際に体験した人も多いと思われるが、一方でどんな競技が分からない人もいるのではないだろうか。

・たった1分で競技が分かる

ということで残り1000日の節目を前にお伝えしたいのが、たった1分で「スポーツクライミング」がどんな競技かわかる動画だ。オリンピックのインスタグラム公式アカウントが公開したもので、サクッとどんな感じなのか説明してくれている。

動画を再生すると、まずは15メートルの壁を駆け登ってタイムを競う「スピード」の様子が映し出される。よーいドンで競い合うスプリントだが、とにかく選手たちの身体能力がハンパない。まるで忍者のように壁を登っていき、わずか6秒ほどで15メートル先に到達してしまう。男子は5秒台、女子は7秒台での決着が多いそうだ。

・全部で3種類

お次は、高さ5メートル以下の壁に設定された複数のコースを、制限時間内にどれだけクリアできたかを競う「ボルダリング」が映し出される。手足というよりも全身を使って登るのが特徴で、本動画でもアクロバティックな動きから人間業とは思えない “登り” を確認できる。

最後は、12メートルを超える高さの壁に設定されたコースを登り、制限時間内での到達高度を競う「リード」。ロープで選手の安全は確保されているが、到達する場所がめちゃくちゃ高い。その姿は、さながらスパイダーマンのようである。

・合計で順位が決定

そして、これらの合計で順位がつけられるのが「スポーツクライミング」という競技だ。難しそうに見えるも、子供から大人まで楽しめるスポーツなので、オリンピックを機会に始めてみるのもいいかもしれない。

参照元:Instagram @olympics公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
執筆:原田たかし