2017年10月4日は中秋の名月。輝くお月様を見ようと、夜空を見上げていた人も多いだろう。あの日の月は、本当に美しかった!

と、日本がお月見にわいていた頃、お隣、中国ではちょっとした事件が起きていたという。隕石が落下したというのだ! それだけでもニュースだが、さらに驚くことがあったと話題になっている。その隕石落下が、『君の名は。』のあのシーンに酷似しているというのである。

・中国で隕石落下

中国雲南省、中秋の名月のあの夜、多くの月見客が集まるなか、空に閃光が走ったのが目撃された。現地で撮影されたという動画「隕石中秋節晚墜下 雲南民眾可感受到」を見てみると……何これ!?

映し出されたのは、大きく明るい物体……火球だ。その輝きは、月さえもかすむレベル! 光ったかと思うと、スーッと彗星のように尾を引いて落ちてゆく様子が、捉えられていたのである。

発表によると、これは隕石であるそうだ。地球の上空37キロの地点で小惑星が爆発、その一部が雲南省シャングリラの西北40キロ地点に落下したのだという。時刻は、2017年10月4日20時07分。10月4日の20時台って……あ、ああああ~っ!!

・『君の名は。』の情景に酷似

そうなのだ! 大ヒット映画『君の名は。』に激似なのだ!! 

まだ見ていない人もいるだろう。可能な限りネタバレしないように、お伝えするが、ちらほら重要なワードが出て来るので十分注意して読んでいただきたい。

同作は田舎の女子高生と東京の男子高生が、夢の中で入れ替わっているらしい……というところから動き出すストーリーだ。中国でも上映されており、興行収入は5億9200万元(約101億円)という歴史的ヒットを飛ばした。

そんな中での隕石落下である。この映像が、ネットで公開されると、中国ネットユーザーから「『君の名は。』そのものじゃないか」という声が多数寄せられたのだ!

「中国で『君の名は。』が現実のものに!」
「ええっ、あの日って今日だったの?」
「この事実に震える」
「落ち方も似てる気がする!」
「誰か入れ替わってないか!?」
「シャングリラの村の少数民族の少女が、北京の男子高生と入れ替わってるに違いない」
「ちょっと組み紐持って北京行ってくるわ」
「新海監督は、予言者だったのか」
「未来が楽しみだ」

・すでにヒロインが助かる時間軸?

『君の名は。』における隕石落下は、その “入れ替わり” と同様に、大変重要なファクターである。劇中では、日本時間の2013年10月4日20時47分だ。

西暦はひとまず置いておこう。今回、雲南省での隕石落下は中国時間10月4日20時7分だ。これを日本時間に直すと同日21時7分……うわぁぁぁ、やっぱり劇中の落下タイムに近い!!!! 20分くらい宇宙規模で考えると誤差も誤差。ほぼ同時刻と言っていいだろう。

もしかしたら、3年後くらいに、北京の男子高生がいろいろ頑張って、雲南の女の子と「君の名は!!」してるかもしれない! いや、今回の隕石落下では被害は出ていないので、いろいろ頑張った後の時間軸なのかも!? 

そう考えると胸がアツくなるようだ。ちなみに、同作の中国語タイトルは『你的名字。(君の名)』。まんまである。

参照元:YouTube、Sina Weibo @中国気象愛好者網易捜狐(中国語)
執筆:沢井メグ

▼こちらがその動画

▼多くの市民が目撃していた

▼ラジオニュース