Twitter、Facebook、Instagramなどなど、SNS全盛の世の中。いくつものSNSを掛け持ちしている人も少なくないだろう。顔も知らない人の意見が聞けたり、有名人と繋がれたり、SNSバンザーイ! だが一方で、検索ですぐにアカウントを特定できてしまう怖さもある。

特に私(中澤)が、社会に出てから微妙に悩んでしまうのが上司とのSNSでの付き合い方だ。SNSの投稿に気を使うの嫌なんだけど、友達申請を拒否するのもなあ。みんなは上司から友達申請が来たらどうする? そんな質問を200人に聞いた結果……上司のみなさん、悲報です

・部下はどうする?

このアンケートを実施したのは、通信回線や電力などインフラを中心にサービスを提供している株式会社オールコネクト。

「上司と部下のSNS事情に関する調査」として、部下がおらず上司のいる20代会社員200人と30代~40代の会社員200人の計400人に意見を聞いている。まずは、部下側への2つの質問をご紹介したい。

Q1. 上司からSNS友達申請を受けたときの感情を漢字1文字で表すと?(複数回答)

Q2. 上司から友達申請を受けた時にとった行動(複数回答)

Q1の回答を見てみると、「困」が30.5%、「嫌」が合わせて25.5%と圧倒的である。ウェルカムな感情は、「嬉」が10.0%、「楽」が8.0%だが、この2つも女性に絞ると9.0%、7.0%と共に低下。ほとんどの人が、上司からの友達申請を喜んではいないことが分かる。

Q2では、「快く承認した」が23.4%、「仕方がなく承認した」が37.8%と、承認せざるを得ない様子が伝わってくる。そんな中、「無視した」「保留にした」がそれぞれ20%近くおり、「断った」という強者も10%弱存在するようだ。

・上司の気持ち

続いて、上司側はどういう考えで部下のSNSに友達申請しているのかと言うと……

『部下にSNSで友達申請したいと思った理由(複数回答)』

仕事のやりとりをスムーズに行いたかったから……38.8%(男性43.6%、女性32.1%)
共通の話題を見つけたかったから……32.8%(男性25.6%、女性42.9%)
上司部下の関係ではなく、友達のような関係になりたかったから……31.3%(男性35.9%、女性25.0%)
プライベートを見てみたかったから……17.9%(男性15.4%、女性21.4%)
会社に悪影響を及ぼすような発言・行動をしていないか監視したかったから……17.9%(男性20.5%、女性14.3%)
どのような人か気になったから……16.4%(男性15.4%、女性17.9%)
SNSの友達人数を増やしたかったから……16.4%(20.5%、10.7%)
恋愛対象として見ているから……13.4%(男性17.9%、女性7.1%)
その他……3.0%(男性5.1%、女性0%)

──様々な理由が並んでいる。最も比率が高いのは「仕事のやりとりをスムーズにしたかったから」だが、個人的な意見を言うと、仕事の話をSNSでするのはどうなのかと思ってしまう。さらには「監視目的」という意見も17.9%おり震えた。プライベート

むしろ比率の少ない「どのような人か気になったから」「SNSの友達人数を増やしたかったから」「恋愛対象として見ているから」はSNS的な使い方として正当な気がした。

部下側から見ると気を使うことも多い上司からの友達申請。特に普段話さない上司が突然申請してくるパターンは悩みの種だ。友達のように気軽な関係で付き合いたい場合、まずはリアルでの関係を築くことが先決なのかもしれない。最後に、友達申請無視してもそっとしておいてね。

参照元:株式会社オールコネクト
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼部下にSNSで友達申請をしたことがありますか? 33.5%の上司が「ある」と回答