「器からはみ出す」、その言葉は量をあらわすひとつの指標だ。たとえば、過去に紹介している、JR秋葉原駅の『新田毎』の春菊天は、その言葉通りに器からはみ出している。飛び出しているといっても良いくらいのスケールだ。だが、この言葉が単なる売り文句として使われているケースもあり、実物を見ると全然はみ出してないこともしばしば……。

デカいと噂の『大地のうどん』のごぼう天は、いかほどのものだろうか? 気になったので、お店に行ってみると……「はみ出す」という表現さえ生ぬるかった! デカすぎて器のフタと化しているじゃないか! どう食べたらいいんだ、コレ?

・関東唯一のお店

お店は、東京・高田馬場にある。学生の多いこの街に、2016年3月にオープンした。ちなみに大地のうどんの本店は福岡にあり、福岡で数店舗展開している。関東では、この東京馬場店だけ(2017年9月14日時点)。

・特に注意書きはない

メニューを見ると、ごぼう天に特に注意書きがある訳ではない。「店長おすすめ」「福岡名物」とあるだけで、券売機も同じく何も記されていない。かなり軽い気持ちで肉ごぼう天(780円)を注文してみた。すると……。


うん? たしか肉ごぼう天のうどんを注文したはずなのだが、出てきたのは、丼に乗った円盤状のナニかだ。これは一体? もしや……これが……?


ごぼう天なのか!? デカい! デカすぎるだろ。はみ出すってレベルじゃねえーッ! 完全にフタ化してるじゃないか。

・ズッシリと重い

箸で持つとズッシリと重い。てっきり、細長く切り分けたごぼうの天ぷらが出汁の中に浸っているとばかり思っていた。まさかごぼう天が丼の上にドン! と乗っているとは予想してなかったぞ。これはどうやって食べるべきなのか?

箸で切り分けることができないので、かぶりつくしかない。ほどほどのサイズになった段階で出汁に浸すと、ようやくスムーズに食べることができた。

ごぼう天のインパクトがあまりにも大きいため忘れがちだが、言うまでもなくメインはうどんだ。ここのうどんは透明で、見た目にも美しい。もちろん味もイイ!

・正解はない

それにしても、どう食べるべきなのか? 過去に福岡・筑紫野店を取材した当編集部の原田たかしに意見を求めると、「かぶりつくべしですよ。何でもアリ!」とのことだったので、注文する時にはためらうことなくかぶりつくべし!

・今回訪問した店舗の情報

店名 大地のうどん 東京馬場店
住所 新宿区高田馬場3-22-14 アビテヒデミ101
営業時間 11:00~15:30 / 18:00~22:30
定休日 水曜日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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