9月に入り、いよいよ本格的な台風シーズンが到来した。しばらく傘が手放せない日が続きそうだ。でも傘って、片手がふさがるから荷物も持てないし、自転車にも乗れない!! このテクノロジーの時代に、どうしていつまでもあの形なんだよ!?

だがこの2017年、そんな心配を克服した国があるらしい。それは中国! いま中国で “完全ハンズフリー” の傘が注目されているというのだ。

・中国で注目の “完全ハンズフリーの傘”

なんでも中国版Twitter「Weibo」から、注目を浴びるようになったという “完全ハンズフリーの傘”。その名を「UFO雨傘帽」や「飛碟帽雨傘」などというそうだ。中国の通販サイト・タオバオで確認したところ……なんじゃコリャ!?

・激しくダサいが便利そう

その形状は画像を見ていただければ一発だが、あえて言葉で説明すると、

「傘とカッパの融合体。頭からかぶるもので、首から上は普通のカッパ、肩から下が傘の役割だ。肩部分の傘は帽子のつばのようになっており、雨から身を守ってくれる。着用時の姿はまるでタコ」

とでも言ったところだ。

たしかにこれなら、頭はカッパ状態なので濡れる心配はない。体も肩に傘がついているようなものなので濡れる心配はない。両手もあく。価格も20元前後(約340円)とリーズナブル。なんて天才的な商品なんだ!! ……しかし、正直ダサい。どうしようもなくダサい! でも便利には違いないだろう。

・元は韓国の商品?

中国の一部サイトでは「中国人がデザイン」と紹介されているが、実は2011年に、同様の傘を韓国メーカーが「UFO CAP」という名で販売していることがわかっている。……パクった? 

たまたま同じものを思いついたという可能性もあるが、これでは韓国メーカーは激おこであろう。ということでUFO CAPの公式サイトを確認してみたところ……サイトは消えていた。なんと世知辛い! 

いろいろと謎は残るが、とにかく便利そうな一品。あなたが “細かいことは気にしない強い心の持ち主” であれば絶対に買いだろう。なおチビっ子が着ると、激しくカワイイ! むしろ子供向けなのかもしれない。

参照元:タオバオ「飞碟帽雨伞」
執筆:沢井メグ
Screenshot:タオバオ

▼なお、子供が着ると悶絶するほどカワイイ