何味なのか、実際はよくわからないのに美味しいものは色々ある。たとえば、スナック菓子の「サラダ味」だ。サラダではない。ドレッシングの味に近いけど、「ドレッシング味」だとしっくり来ない。でも美味しい。

もしかしたら、プリングルズの「サワークリーム & オニオン味」もそのひとつかもしれない。サワークリームなのか? オニオンなのか? そのどちらともつかない味なのに、ウマい! 数あるプリングルズの味のなかで、最強といっても過言ではないだろう!

・いろいろ味はあるけれど

プリングルズ公式サイトを見ると、紹介されている商品はサワークリーム & オニオン味のほか、「ハラペーニョ & オニオン味」「うましお味」「チーズグラタン味」の4つ。このほかに、「マヨネーズ味」「わさびマヨ味」「チェダーチーズ味」「クアトロチーズ味」などを店舗で見かける。

・結論を言えば

週に3〜4本、プリングルズのロング缶(110グラムの商品)を食べる私(佐藤)は、当然これらの商品を一通り食している。すべての味を把握したうえで、最終的にひとつの結論に至った。それは……。


結局プリングルズのなかでサワークリーム & オニオン味が最強!


ということだ。これで間違いないと思う。よく考えると、サワークリーム & オニオン味が何なのかはわからない。サワークリームのようにさっぱりとした味とオニオンの旨味。この2つが絶妙のハーモニーを奏でているようだ。

しかし、そんな味の料理はこの世に存在しない。タマネギをサワークリームで食べることなど、日本人の日常にほとんどないはず。

それなのに、この味をウマい! と感じてしまう。なぜだ!! あらがえないほど美味しいじゃないか。一度封を切ったら、缶のなかのすべてのポテトチップスを平らげるまで、手が止まらない。なぜだ!!

・超えてはいけない壁

その理由はよくわからないけど、とにかくプリングルズのなかでもっともウマいのは、サワークリーム & オニオン味である。これを超える商品はきっと、これから先も誕生することはないだろう。プリングルズの超えてはいけない壁、それがサワークリーム & オニオン味なのである。

参考リンク:プリングルズ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24