情けない話だが、私(佐藤)はやたらと職務質問を受ける。年に1回は確実で、少し前には当編集部を出て10秒で職質されたこともある。何もしてないのに警察官に呼び止められるのは、正直 気分の良いものではない。

そんな私と同じようにやたら職質を受ける男が、最近意外な理由で呼び止められたことを告白している。彼はなぜ、警察官に呼び止められたのだろうか?

・職質を受けまくるブッチさん

その男とは、「ビッグウェーブさん」の愛称で親しまれる、ミスターiPhone行列のブッチさんだ。

私は彼のことを数年前から知っている。どちらかと言えば仲が良い。当編集部主催のイベントにも何度か参加してもらっている。性格は明るく、誰とでもすぐに仲良くなれる、社交性の高い人物だ。イベントで彼がいるといないとでは、雰囲気が全然違う。人を和ませる天才といっても過言ではないだろう。

しかしながら! 彼が職質を受けるのはやむを得ない。なぜなら、見た目が悪すぎる。サングラスにモヒカンは彼のトレードマークではあるのだが、どう見ても素人には見えない。知り合いでなければ、目を合わすことにもためらいを感じるだろう。

・すれ違った警察官が引き返してきて……

そんな彼だが、最近声をかけられたのには別の理由があったようだ。ある日のこと、ブッチさんが街を歩いていると、自転車に乗った警察官とすれ違ったらしい。すると……警察官がUターンして戻ってきたそうだ。ちなみにこの日のブッチさんの格好は、黒いハットにサングラス。タンクトップ姿でタトゥー見せまくりである。

通過したのに、なぜ警察官は引き返してきたのか? ブッチさんがそう考えたのも頷ける。そして「すみません、ちょっといいですか?」と声をかけられた。これはいつもアレだ! ブッチさんは身構えた。すると……。


警察官:「iPhone行列のビッグウェーブさんですよね?」


どうやら彼のファンだったようである。ブッチさんは名刺代わりのシールを渡したのだとか……。彼ほどの有名人になると、警察官も思わず振り返ることもあるようだ。さすがミスターiPhone行列である。めでたしめでたし

参照元:Instagram @bigwavedude
執筆:佐藤英典