興行成績的にみれば洋画に押されがちだが、邦画作品の中にも名作は非常に多い。つい先日、そんな名作揃いの邦画の中で、みんなが一番好きな邦画を決定するアンケート企画『1番好きな邦画決定戦』を開催した。今回はその結果発表! 果たして1位に輝いたのはどの作品だったのだろうか? 以下をどうぞご覧あれ!

・総得票数4983票

アンケートサイト「みんなの声」の協力を得て開催された今回の企画。総投票数は4983票にのぼった。エントリーした10作品のうち、大本命は2016年公開の「シン・ゴジラ」と見られていたが、さあ1位はなんだったのか? 以下で発表DA!!

・第1位:踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(1532票)

総得票数の1/3弱を獲得し、見事第1位に輝いたのは「踊る大捜査線 THE MOVIE」であった。名だたる作品を抑えての1位は立派の一言。さすが1大ブームを築き上げた作品と言えるだろう。というわけで、みんなが一番好きな邦画は「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」に決定だ!

・第2位:花より男子ファイナル(906票)


圧倒的な女性票を獲得した「花より男子ファイナル」が見事に2位をゲット。主演の井上真央さんを筆頭に、松本潤さん、小栗旬さん、松田翔太さん……とキャストも超豪華! これだけの人気俳優が一堂に会するとは、ある意味で奇跡的な作品といえるのかもしれない。

・第3位:テルマエ・ロマエ(682票)

映画の評価と同様に、着実に票を獲得したテルマエ・ロマエが3位に食い込んだ。原作が漫画の場合、大すべりするパターンも少なくないが、こちらの作品は実写化が見事にハマった例だろう。古代ローマ人役の阿部寛さんも、これ以上ないハマり役であった。

・第4位:男はつらいよ 噂の寅次郎(608票)

寅さん役の渥美清さんが亡くなって20年以上経つが、いま観ても「男はつらいよ」は面白い。固定ファンに支えられての4位は善戦したと言っていいハズだ。おそらく今後も「男はつらいよ」以上の映画シリーズが誕生することはないだろう。まさに不朽の名作である。

・第5位:七人の侍(356票)


4位と大きく引き離されたものの「七人の侍」が第5位。世界の黒沢が手掛けた名作は、意外にも幅広い年齢層から票を集めていた。おそらく100年後も、邦画を語る上で欠かせない作品とされているに違いない。

・第6位:シン・ゴジラ(336票)

大本命と目されていたシン・ゴジラが、まさかの6位で終わった。邦画史に残る傑作とされていたが、思ったように票が伸びなかったのは「まだ早い」ということなのだろうか? だがしかし、シン・ゴジラが邦画史に残る傑作という事実は変わらない。

・第7位:タンポポ(258票)


得票数こそ伸びなかったものの、コツコツと票を集め続けた伊丹十三監督作品「タンポポ」が7位に滑り込んだ。観たことがないという人も多かったが、名作であることは間違いないようで「何度も観てる」という意見も多かった。

・第8位:モテキ(141票)

漫画・ドラマ・映画ともに話題となったモテキだったが、8位で無念のフィニッシュ。内容的に面白さは3位の「花より男子」にも劣らないと思われるが、もしかしたら少女漫画票が割れてしまったのかもしれない。

・第9位:キッズ・リターン(92票)

世界の北野武の名作「キッズ・リターン」がまさかの9位となってしまった。紛れもない名作ではあるが、北野作品ファンから「それじゃない」と支持を得られなかった可能性がある。とはいえ最下位は回避した。

・第10位:進撃の巨人(72票)


映画公開当初から酷評され、アンケート時も「最下位候補」とされていた進撃の巨人が、予想通りの最下位であった。原作の人気が高いと実写化には反対の声が多いものだが、その最たる作品といえるだろう。逆に言えば、原作はとんでもない人気を誇っているとも言い換えられるハズだ。

──以上である! というわけで、みんなが選んだ一番好きな邦画作品は「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」に決定である! おめでとう、青島ァァァアアアアア!!

なお、最下位だった「進撃の巨人」を推薦した当サイトの佐藤には、罰ゲーム「おすぎに成りきって全力で映画紹介の刑」を執行した。

毎度のことながら、予想とは違う結果となることが多いアンケート企画。次回は夏にピッタリの「好きなアイス決定戦」を開催予定だ。心して待たれよ!

参考リンク:みんなの声「1番好きな邦画といえば?」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼こちら罰ゲーム動画の別バージョン。練習も含めたシュールな動画。

▼特に「おすぎです3連発」はヤバい。