2017年7月5~7日の日程で開催している「国際文具・紙製品展(ISOT2017)」。この会場で、「これは売れる!」と思う製品を見つけたので紹介したい。通常メモを取るとなったら、メモ帳を利用するだろう。最近はスマホアプリでメモを取るという人もいるはずだ。

では、メモを取ることが難しい環境や、スマホを持ち歩くことができなかった場合、どうしているだろうか? 高所作業中の作業員や病院で看護にあたる人たちにとって、メモ帳は時に不便な場合がある。その問題を解決するのがウェアラブルメモの「WEMO」だ。これはペンさえあれば、メモの取れる優れモノ!

・日本最大規模の文具の商談会

ISOT2017は東京ビッグサイトで開催されている日本最大の商談会。国内外からメーカーが集結して、筆記具やオフィス用品や紙製品などを出展している。そのなかで見つけたのがこのWEMOだ。

これは一見、靴ベラのようなシリコンバンドだ。手首に巻き付けて、メモとして使用する。

油性ペンで書くことができて、消しゴムで書いた文字を消すことが可能だ。したがって繰り返し使用することができる。

・現場仕事で重宝する

出展ブースでは、使用場面を提案している。たとえば宅配現場や製造現場、医療現場など、メモ帳を持ち歩けなかったり、即座にメモを要する場面での活用を想定しているようだ。

建築現場でも役立つに違いないだろう。実家が塗装業を営む私(佐藤)は、足場作業中にとても使える! と感じた。実際メモ帳を持っていても、汗で紙がヨレヨレになるし、汚れた手袋をはめているとスマホを取り出すこともできない場合がある。これを着用していれば、ペンさえあればすぐにメモを取ることができる。

・隠すタイプは身体に貼る

ちなみに、WEMOには3タイプある。シリコンバンドに書いた文字を「消せるタイプ」。バンドにシールを貼って使う「貼れるタイプ」。そして、腕に直接透明シールを貼って、メモそのものを人目につきにくくする「隠せるタイプ」だ。

隠せるタイプは水を使わないタトゥーシールのような感じ。汗をかいても取れにくいのに、簡単にはがすことができる。

販売開始時期は2017年秋頃を予定しており、販売価格も未定だ。スマホやメモを持ち歩くことができない業種の人には、とても重宝するはず。これはかなり売れる予感がするぞ。

・今回紹介したイベントの詳細

イベント名 第28回 国際文具・紙製品展(ISOT2017)
会場 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3丁目11-1)
開催期間 2017年7月5~7日
時間 10:00〜18:00 ※最終日は17時まで 

参考リンク:WEMO
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24