晴れ渡る空、降り注ぐ日差し! 夏が目前に迫り、ワクワクも膨らむ今日この頃。今年の夏はどこに行こうか? 海に山に海外に……うっひょー! 俺たちってどこにでも行けるじゃん!! 無敵じゃん!!!!

だがしかし、夏に向けてテンションが上がっているのは人間だけではない。夏と言えば、黒光りするヤツらの季節……そう、ゴキブリである。特に2017年のゴキブリはヤヴァイのだ!

・雨の降らない梅雨

原因はこの晴れ空。ひょっとしたら、連日の晴天で気づいていない人もいるかもしれないが、九州から関東にかけてはすでに梅雨に突入している。気象庁の発表によると、6月6・7日ごろに「梅雨入り」しているのだ。

ジメジメして湿度と温度が上がるこの時期は、ゴキブリにとって夏への準備期間のようなもの。梅雨の時期に十分体をほぐしてから、太陽の強烈な日差しを合図にフィールドにキックオフするわけだ。

・気候がゴキブリに与える影響

だが、今年の梅雨は前述の通り晴れ続きで爽やか。気温的にもかなり涼しい。これはサッカーで言うと、ロッカールームで円陣を組んでいる最中にひざカックンされたようなものだ。

・1年に1回のチャンス

夏は彼らにとって1年に1回のチャンス。つまり、全国高校サッカー選手権のようなものだ。夢に目を輝かせている1年もいれば、最後の試合に決意を固める3年生もいる。そんなロッカールームでの円陣時、相手チームにひざカックンされたら……あなたはどう思うだろう。

真剣であればあるほどブチキレるのではないだろうか。そして、その怒りを試合で爆発させて、よりピッチを早く走りまわったり、プレーがラフになってしまうかもしれない。

というわけで、今年のゴキブリは絶対にヤヴァイ。多分余裕で飛んでくる。梅雨が過ごしやすくて喜んでいる場合ではないのだ。もし、まだ何の対策もしてない方は、今週末にでもブラックキャップを置くことをオススメしたい。

参照元:気象庁
執筆:中澤星児
イラスト:Rocketnews24.