突発性難聴は、原因が未だ解明されていない難病の1つだ。耳が突然聞こえにくくなるこの病気。芸能人などで発症する人も多いため、名前だけ聞いたことがある人もいるだろう。

実は、この病気は誰でも突然発症する可能性がある身近なもの。現在、Twitterでそんな突発性難聴を描いた実録マンガが話題となっている。経験者は口を揃えて言う。「本当コレ」と。あなたはこのサインを見逃していないだろうか?

・体験談

マンガを投稿したのは、ユーザー名「ビスコ(@bisco_mov)」さん。自身の体験を元に、初期症状や経過、病院の診察時の様子などが描かれている。

・突発性難聴のサイン

ビスコさんの場合、ある朝起きたら耳に水が入ったような感覚があったという。しかし、完全に聞こえない訳でもなく、痛みも熱もない。また、日によって違和感が消えたりもしたため、耳鼻科に行かず放置していたようだ。その結果……

ある日突然、右耳が聞こえなくなった。ヤバイと思い診察を受けた耳鼻科で、突発性難聴と診断されたとのこと。突発性難聴は勝手に治るものではなく、放っておけば放っておくほど難病化するという。

現在は薬が効いているというビスコさん。耳に違和感を覚えた際は、すぐに耳鼻科へ行くように注意喚起している。このマンガについて、経験者からは以下のような声が集まっていた。

・経験者の声

「聞こえないのって気持ち悪いですよね〜」
「多くの方がこれを見て、頭の片隅にでも覚えておくと良いと思います」
「患者の3分の2は後遺症が残るか改善しないとも言われていますよね」
これマジです。自分も速攻で行って良かったです
「私も数ヶ月前に突発性難聴になりましたが、3週間ほど薬を飲み続けて完治に至りました」
「初期症状は音の聞こえが良かったり、悪かったりの繰り返しで風邪ひいてないのにな~…と思い、受診した耳鼻科で診断されました」
「すぐ治療したのですが発症した時に症状が酷く後遺症が残ってしまいました。治らないと後悔します」
「私も突発性難聴に幼い頃なってしまい、幼かったためか全く気づいておらず、そのまま左耳が聞こえないままになってしまいました。早めの発見が本当に大事」
「私も10年ほど前に突発性難聴になり、現在も片耳が聴こえにくい状況です。病院に行くのが遅れ、さらに薬も飲まなかったことから、この先の完治は絶望的です」

──中には後遺症が残ってしまった人もいるようで、その言葉には重みがある。それにしても、経験者の多さに改めて「珍しい病気ではない」と思わされた次第だ。みなさんも耳に何か違和感を感じた時は、めんどくさがらず耳鼻科に行こう。手遅れになってからでは遅い。

参照元:Twitter @bisco_mov
マンガ:ビスコ‏, used with permission.
執筆:中澤星児

▼ささいすぎるサインから突然耳が聞こえなくなる