誰にでも友達はいると思うが、読者の皆さんは仲良しの友達のために、どこまで自分を犠牲にできるだろうか?

こんな質問を投げかけたのは、友達に肝臓を提供するために20キロも減量した女性が、ネットで感動を呼んでいるからだ。なかなか真似できないような立派な行為を、一瞬の迷いもなく実行した女性を紹介したいと思う。

・現実の世界で『走れメロス』のような友情が!

誰でも子供の頃に、『走れメロス』という本を読んだことがあるのではないだろうか。処刑されると承知のうえで友の元に戻ったメロスの友情に感動した王様が、人を信頼する尊さを悟り、処刑を思い止まって彼の命を救うというストーリーである。

米ニュースサイト『Inside Edition』によると、現実の世界で『走れメロス』のような行動を起こしたのは、アメリカ人で33歳のレベッカ・シードロさんだ。彼女は元同僚で友人のクリス・ムーアさんが、肝不全のため肝臓移植を必要としていることを知ったのだという。

・移植するためにダイエットが必要に!

レベッカさんとクリスさんは Facebook を通じて連絡を取っていたものの、毎週末一緒に遊びに行くような親友同士という訳ではない。だが、彼が肝臓を必要としていることを知った彼女は、自分がドナーになれるかどうか病院に検査に行き、適合することが分かった。

しかし、医師からドナーの体重が200ポンド(約90キロ)以下でないと肝臓移植は受けられないと告げられ、約8キロ体重がオーバーしていたレベッカさんは適格者ではないことが判明。そこで彼女は、相応しいドナーになるべくダイエットを開始したのだ。

・なんと20キロの減量に成功!!

こうして、毎週5日のジョギングとジム通いに加えて食事制限を始めた彼女は、なんと8キロどころか20キロの減量に成功!! クリスさんに肝臓を提供する準備が完璧に整い、移植手術は2017年秋に行われる予定だそうだ。

なかなか彼女のような行動は真似できるものではない。それでも、友達や人が困っていたら出来る限りのことをしてあげたいものである。

参照元:YouTubeInside Edition(英語)
執筆:Nekolas

▼友達に肝臓を提供するために20キロも減量した女性のニュース動画はこちら