本日2017年5月18日に発売された、週刊新潮の記事内容に波紋が広がっている。その内容とは、前回の記事でもお伝えした通り、週刊文春が新潮のスクープを不正な手段で入手、盗用しているという衝撃的なものであった。

この告発は、新聞・テレビでも報じられるなど大きな騒ぎになっており、渦中の文春側の反応が待たれていた。そこへ、ついに文春がホームページにて「『週刊文春』編集長から読者の皆様へ」と題した文章を掲載。新潮の告発を完全否定しているのだ。

・文春、新潮に真っ向から反論

「文春砲」という言葉が流行語になるほど、文春のスクープの破壊力は絶大であった。しかし新潮は、文春のスクープは自分たちから不正にパクられたものだと主張。詳しくは週刊新潮をお読みいただきたいが、誌面にてその疑惑を徹底的に検証しているのだ。

文春側は、文藝春秋が運営するニュースサイト「文春オンライン」に掲載した文章で、この告発に真っ向から反論。新潮側の主張を全否定した内容となっている。

「『週刊文春』が情報を不正に、あるいは不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりしたなどの事実は一切ありません」

「『週刊新潮』の記事では、あたかも『週刊文春』が自らのスクープ記事を盗んでいるかのように書かれていますが、例として挙げられた記事においても、そうした事実は断じてありません」

新潮の名前を具体的に出すことで、完全に応戦体制を取った形だ。「すべての記事は自らの手で十分に取材を行い、必要な裏付けが得られた段階で掲載」しているとし、最後は余裕を感じさせるような一文でこう締めくくっている。

「『週刊文春』は、これからも読者の皆様に堂々と胸を張れる独自スクープをお届けすることをお約束します」

気になるのは、文春からの反論に対する、新潮側のさらなる反論である。新潮が誌面で展開した詳細な検証、それも否定されたのでは、新潮も黙ってはいないだろう。もしかしたら大抗争に発展する可能性もある。事態の進展を見守りたい。

参照元:文春オンライン
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.