日本ではまず考えられないが、もし強盗から銃を突きつけられたらあなたはどう対応するだろうか。おそらく誰もがビビって強盗の要求通り。命には代えられないため、マッハの速さでお金を差し出すことだろう。当然といえば当然だが、広い世界を見渡せば違うケースもあるらしい。

というのも、銃社会のアメリカには強盗から銃を突きつけられても全然怖がらない人がいたからだ。そう、防犯カメラがとらえた動画「Jimmy Johns Robbery」に映っている男性は冷静沈着。むしろ「めんどくせえなぁ……」的な感じさえするほど余裕タップリだったのである。

・拳銃を持った強盗

銃を持った強盗に襲われたのは、カンザス州にあるサンドイッチチェーンの「ジミー・ジョン」。動画には音声が入っていないものの、やりとりしている様子はそれとなくわかる。まず大柄な黒人男性がお店に入ってきてメニューを注文しており、至って平和な日常光景がそこにある。

だが、一気に修羅場と化したのは次の瞬間! 黒人男性がポケットに手をやると、スッと出てきたのはなんと拳銃。そして銃口を店員に向け、レジのお金を奪おうとするではないか。仮にその場に居合わせたら混乱してもおかしくない……ところが!

・冷静に対応する店員

ひと味もふた味も違ったのが店員さんだ。前述したように冷静そのもの。お金さえ渡せば危害は加えないと思っているのか。もしくは何度も修羅場を乗り越えてきたか。店員は手袋をゆっくりとる余裕さえ見せて強盗に対応し、動画を見る限り1ミリもビビってないのが伝わってくる。ロ、ロボットかよ!

・命は投げ捨てるものではない

最終的にはお金を渡し、店員は無事だったものの、強盗は何をするか分からない。殺さないという確証はないだけに、店員にはもっと自分の身を守る行動をとって欲しかったものだ。

なお、カンザス州の警察が公開したこの動画は、店員のある意味「神対応」とも言える行動もあってか580万回以上も再生されるほど大人気。異例の爆伸びを見せており、まだまだ伸びそうな気配さえする。

参照元:YouTubeCNN(英語)
執筆:原田たかし