ファッション雑誌に載ってそうなスラッとした人たちが行き交う石造りのストリート。立ち並ぶカフェで談笑する男女の美しい金髪が、穏やかな日差しを反射してキラリと光る──私(中澤)のパリのイメージはこんな感じだ。ああ、花の都パリ。1度でいいから行ってみたい。
私のように、パリに憧れを持っている人は多いと思う。そんなパリで話題となっているモッツァレラサンド専門店が、2017年3月30日から原宿にオープンした。その名も『Mmmozza(ンーモッツァ)』。フレッシュかつボリューミーなその味は、ひと口食べればパリにひとっ飛び!
・パリで最もおいしいサンドウィッチ店
『Mmmozza(ンーモッツァ)』は、2011年にパリ・北マレ地区の一角で生まれた店だ。ミルキーな水牛のモッツァレラチーズを使ったモッツァレラサンドは、『ミシュラン』に続いて影響力のあるレストランガイド『ル・フーディング』で「グルメなこの街で最もおいしいサンドイッチ店」と評されるほどだという。
・30分くらい行列
というわけで、原宿に行ってみると『Mmmozza(ンーモッツァ)』の店頭には行列ができていた。さすがは開店初日である。30分くらい行列してサンドウィッチを購入。
・メニュー
メニューは、モッツァレラチーズに肉を選べる『ラウラ』、モッツァレラチーズに野菜を選べる『ヤヤ』、ポルケッタとルッコラにソースを選べる『ペッパ』の3つだ。そして、それぞれパンの種類(バゲット / チャバタ / フォカッチャ)と大きさ(HALF / FULL)も選ぶことができる。私が購入したのは以下の3つ。
1. バゲットFULLサイズの『ラウラ』モッツァレラチーズ+プロシュートパルマ(生ハム)1480円
2. チャバタFULLサイズの『ヤヤ』モッツァレラチーズ+トマト 1280円
3. フォカッチャHALFサイズの『ペッパ』サルサヴェルデ 630円
・食べてみた
まず、特徴的なのは大きさ。HALFでもコンビニに売ってるサンドウィッチの3~4倍くらいのボリュームがある。バゲットのFULLになると、もはやこん棒だ。『ラウラ』でスライムくらいなら倒せそうである。まずは、コレから食べてみたところ……
非常にスッキリした味。モッツァレラチーズのクリーミーさとプロシュートパルマの塩辛さに、固いバゲットがよく合っており、ファーストインパクトも後味もとても爽やかだ。そのフレッシュさはエッフェル塔も直立するレベル。
次に、『ヤヤ』を食べてみた。肉類が入っていないためか、『ヤヤ』はさらにスッキリした味。トマトの酸っぱさが「花」という感じが、めちゃくちゃパリっぽい。
最後に『ペッパ』は、自家製ローストポークの「ポルケッタ」とルッコラのコンビネーションに渋みを感じる。雨の日にサンジェルマン通りの近くを歩きながら食べたい味だ。
・総評「パリの味」
全体的に感じたのは、ソースで味をつけると言うよりは、素材のバランスで成り立っているということ。それぞれが主張しすぎていないため、パンの香ばしい風味も1つの味となっている感じがする。まさに素材を生かすというヤツだ。これが……パリの味!
なお、店員さんに聞いてみたところ、オススメは「バゲットの『ラウラ』モッツァレラチーズ+プロシュートパルマ」だという。私としても、『ラウラ』がウマイように感じたが、パン単品で考えると『ペッパ』で選んだフォカッチャもかなり良かったことを追記しておきたい。
原宿にいながらパリを味わえるこの店。4月末には青山にもオープンする予定とのこと。シャンゼリーゼのマドモアゼル(お嬢さん)を気取りたいあなたはおひとついかがだろうか。
・今回紹介した店舗の情報
店名 Mmmozza(ンーモッツァ)
住所 東京都渋谷区神宮前6−2−7
営業時間 11:00~20:00
定休日 未定
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ヨーロッパ系の美人店員さんが看板を渡してきて撮ってくれた