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春の訪れを感じつつも、まだまだ厳しい寒さが残る今日この頃、やはり湯船で体を温めると疲れが癒されるものである。そう感じるのは人間だけではないようで、日本人にとっては、温泉を楽しむニホンザルの光景は当たり前な感じとなっている。

しかし、外国人からしたらかなり珍しいようで、海外メディアが「温泉を楽しむニホンザル」を取材したところ、大きな注目を集めているというのだ!

・海外メディアが ‟温泉を楽しむニホンザル” を取材!

英BBC局が製作する自然ドキュメンタリー番組『プラネットアース』は、NHKでも放送されているので見たことがあるという人は多いだろう。

そんな同番組が長野県の地獄谷野猿公苑を訪れ、温泉につかって体を温めるニホンザルを取材。その映像を紹介したネットワークプロバイダー「Great Big Story」は、温泉を “猿のスパ” だとうたっている。

・地獄谷の猿が温泉を楽しみだしてから50年に!!

なんでも、1960年代初頭に山奥に生息していたニホンザルが地獄谷まで下山し、厳しい冬の寒さをしのぐために温泉につかるようになったのだとか。それ以来、温泉はニホンザルの生活に欠かせない存在となったのである。

人間のように湯船を楽しむ猿の映像では、「ニホンザルは賢く好奇心旺盛だ」とナレーションがつけられている。すでに日本人にはお馴じみとなっている光景だが、初めて猿が湯気が立つ温泉を目にした時は、入って良いのかどうか躊躇したのではないだろうか。

・海外のネットユーザーが温泉につかる猿に興味深々!

温泉には10~161匹ほどのニホンザルが集まり、よく見かけるのは41匹だそうだ。この映像を見たネットユーザーからは「猿が超カワイイ!」といったコメントや、「温泉から出た後に凍えないのか心配」「温泉の温度が知りたい」といった声も寄せられている。

こうやって、海外の人気番組が日本を取り上げることで、日本に興味を持ってくれる人が増えたら素晴らしいことだと思う。湯船につかる猿を見ていたら、筆者も温泉に行きたくなってしまった次第だ。

参照元:YouTubeLaughing Squid(英語)
執筆:Nekolas

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