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2016年12月9日、引退を発表した元俳優の成宮寛貴さん。直筆メッセージによれば「個人のセクシャリティな部分がクローズアップされることに耐えられない」ということであったが、その直後に意味深な発言をしたのが、プロレスラーの『ザ・グレート・サスケ』である。

サスケは自身のブログに「10年程前に愚息があなたから受けたハラスメントが真実だったって認める事になっちゃうじゃないですか」と投稿し、物議を醸していたのだが……。ここに来てサスケの所属事務所会長・荒井英夫氏が、週刊文春と週刊新潮を「最低な雑誌」と名指しで批判しているのだ。

・事務所は依頼を断った

情報を整理すると、サスケが先述の投稿をして以来、所属事務所の「株式会社アルファ・ジャパンプロモーション」にはマスコミ各社からサスケへの取材依頼が殺到したらしい。会社としてはその全てを断っていたとのことだが、事務所を通さずサスケに直接取材を敢行したのが、週刊文春週刊新潮だというのだ。

荒井会長は自身のブログに12月14日付で「最低な週刊誌2社」という投稿をしており、その中で「両社とも事務所を通しての依頼は断った」と記述している。おそらくその後、サスケ個人に交渉を試みたと思われるが、所属事務所としては立場が無くなるやり方だと言わざるを得ない。

──勝手に取材を受けるサスケもどうかと思うが、どうやら週刊文春、週刊新潮ともに12月15日発売号にその内容が掲載されるようだ。荒井会長が憤るのも無理はないだろう。

・サスケの対応にも問題

ちなみに、プロレスファンの間でサスケの “ぶっ飛び具合” は有名な話である。UFO研究科としての顔を持ち、週刊プロレス誌上では「サスケの大予言」なるコーナーも持っていた。系譜的には大仁田厚と近く、熱狂的なファンがいる一方で、揉め事が多いキャリアであったこともまた事実だ。

とにもかくにも、週刊文春・週刊新潮ともに、取材姿勢を問われかねない今回の告発。サスケ本人の対応も大いに問題だが、今後の展開が注目される。

参照元:荒井英夫「会長のひとりごと」
執筆:P.K.サンジュン