ロック界の帝王レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下レッチリ)は、2016年夏に開催されたフジロック・フェスティバルで最終日のトリを務め、日本中をアツ~くロックさせていた。

日本でも絶大な人気を誇る彼らだが、「あるヒット曲で、ジミ・ヘンドリックス(以下ジミヘン)の曲を一部を拝借した」と認めて話題になっているのだ。さて、ファンの皆さんは、一体どの曲のことだか検討がつくだろうか!?

・レッチリのドラマーが大ヒット曲の秘話について語る!

米カリフォルニア州サンディエゴのラジオ局「Rock 105.3」の番組に、レッチリのドラマー、チャド・スミスが出演してインタビューに応えた時のこと。

番組のDJが、レッチリのドキュメンタリー映画『Funky Monks』で、チャドがレッド・ツェッペリンの曲「Dazed and Confused」を聞きながら、エアドラムをしていたシーンについて述べた。

・「ブレイキング・ザ・ガール」はジミヘンの曲の一部を拝借!!

その際にDJが、アルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』の収録曲「ブレイキング・ザ・ガール」に、ツェッペリンの影響を感じると指摘したのである。

するとチャドが、「それはツェッペリンではなく、ジミヘンの曲『マニック・デプレッション』とミッチ・ミッチェル(ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの元ドラマー)だよ」と答え、アッサリとジミヘンの曲の一部を拝借したことを認めたのである!!

・2曲の類似点が分かる!?

そこで、筆者は2曲を聞き比べてみたのだが、曲自体が似ている訳ではないし、自分がミュージシャンではないので、ドラムのパートを聞いてもイマイチ類似点がつかめない。

時として、「〇〇の曲が、●●にソックリだ!」なんて言われることがあるが、類似点を指摘された側は、大抵その事実を認めない。そう考えたら、チャドが「ジミヘンの曲のドラムパートを拝借した」と堂々と認めるとは、かなり珍しいことだと言えそうだ。

読者の皆さんは、「ブレイキング・ザ・ガール」を聞いて、ドラムパートの類似点を聞き取れただろうか!? この世界には膨大な数の曲が存在しているだけに、意図せずとも、どこかで耳にしたフレーズやギターリフなどが、自分が作る曲に影響することがあってもおかしくはなさそうだ。

参照元:Facebook @Red Hot Chili PeppersALTERNATIVE NATIONGUITAR WORLD(英語)
執筆:Nekolas

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