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突然だが、皆さんは福岡県の麺グルメと聞いて、どのようなものを連想するだろうか。おそらくほとんどの人は「とんこつラーメン」か、ここのところ人気上昇中の「博多うどん」。そのどちらかに意見が分かれるに違いない。

福岡生まれの私(筆者)も、当然のようにそう思っていた。ところがつい先日、福岡県博多区にある『かなで』で中華そばを食べ、その考えを改めた次第だ。これから2強に中華そばが加わる時代が来るかも……そう思うほど、ここの味は衝撃であった。

・体に電流が走るウマさ

たまにはいつもと違う食事をするか。そんな軽い気持ちで『かなで』を訪れた私。しかし、これが思わぬ出会いとなった。何気なく店員さんのオススメするランチセットメニュー(810円)を注文。中華そばが運ばれてきて、まずはスープから一口飲んでみたのだが、体に電流が走った。ウマい。ここウマいぞ……!

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ガンダムに乗ったアムロのごとく、ひとりで興奮したが、それにしてもあっさりとした中に醤油の旨味がギュッと凝縮されていて本当にウマい。優しささえも伝わってきて、絶妙に作られているのがスープだけでもわかる。

続いて麺を口に運ぶと、これまた美味。小麦粉に入れる水分比率の高い麺(多加水麺)を使用しているとのことで、もちもちしていた。しかし、だからと言って食べにくいかというと、思いに反してツルッと入ってくるから心地よさを感じる。文句なしとはこのこと。脳から「おいしい」という歓喜の声が止まらない。

・ローストトマト丼との相性も抜群

それだけでも感動だったが、極めつけはオススメだと聞いて頼んだセットメニューの「ローストトマト丼」であった。豚ローストにトマトとは、これまでに聞いたことのないようなニュータイプメニューだが、それがまたよかったのだ。というのも……

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チャーシューとトマトの相性が、想像以上に抜群。永遠と食べることだってできるような味つけで、さらには中華そばとも合うとなれば言うことは何もない。量も多すぎず少なすぎず。すべてが計算し尽くされていると感じるほどに、至福の時間を過ごすことができたのだから大満足だった。

・福岡の麺グルメに新たな風

まさか福岡の地で質の高い中華そばを食べることができると思っていなかったが、調べてみて納得。このお店は『濃厚とんこつ かなで』というラーメン店が出していたことがわかった。中華そばとラーメンの区別をハッキリさせているあたり、さすがは有名店。近い将来、そのこだわりが中華そばを流行らせる時も来るかもしれない。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 中華そば かなで
住所 福岡県福岡市博多区東比恵2−8−23
時間 11:00〜22:30(LO22:00)
休日 火曜

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼お店の外観
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▼中華そば
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▼麺がツルッと入ってくる
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▼プーアル茶も嬉しい
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▼こちらはメニュー
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日本, 〒812-0007 福岡県福岡市博多区東比恵2丁目8−23