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今、日本将棋連盟が思わぬ形で注目を集めているようだ。なぜかと言うと、ズバリ誤訳。将棋連盟の英語版ホームページが盛大なる誤訳を連発し、その味のあるボケっぷりがネットユーザーから突っ込まれまくっているもよう。

実際にどんなものかと思って見てみると……これは天才! 間違いなく天才の仕業だ!!

例えば、棋士データベースのページ。ここには、羽生善治氏や谷川浩司氏などのタイトル保持者をはじめ、九段、八段など段位を持った、いわゆるメチャクチャ強い人がずらっと表示されている。うん、日本語版は普通だ。しかし、右上のプルダウンで英語版に切り替えると……

【日本語】渡辺明 竜王(棋王)→ 【英語】Akira Watanabe Dragon King (Kio)

──竜王が “Dragon King” って! 何のゲームだよ!! さらにさらに……

【日本語】佐藤天彦 名人 → 【英語】Sato Ten彦 Expert
【日本語】けい二 九段 → 【英語】Forest Keiji Kudan

味わい深い。実に味わい深い。ちなみに、ホームページの英語はGoogle の自動翻訳を使っているらしく、人が翻訳したものではなさそう。「道理で」と妙に納得したところで、極めつけを紹介しよう。

【日本語】加藤一二三 九段 →【英語】 Kato, one hundred twenty-three Kudan

加藤一二三(ひふみ)九段がまさかの “one hundred twenty-three” ! 自動翻訳さん、そこ数字ちゃう! 名前や!!

・リニューアルされたばかり

なお、この日本将棋連盟のホームページは2016年9月12日にリニューアルされたばかり。リニューアル直後にいきなり注目を集めたことを考えれば、これはGoogle翻訳の珍プレーに見えて……もしかして好プレーと言えなくもない!? ……いや、やっぱり珍プレーか。

とにかく、パッと見ただけで明らかに違和感を感じる英語訳が見つかることを考えると、じっくり探すともっともっとありそう。気になる人は探してみてくれ!

参照元:日本将棋連盟 棋士データベース
執筆:和才雄一郎
イラスト:RocketNews24.

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▼日本語版に……
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▼英語版。味のある誤訳はもっとありそうだから、気になる人は探してみてくれ!
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