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2014年から週刊ヤングジャンプにて連載中の野田サトル先生が描く、明治末期の北海道が舞台の漫画といえば『ゴールデンカムイ』である。「マンガ大賞2016」で大賞を受賞し、いま最も熱い作品の一つと言えるだろう。もちろん筆者もアシリパちゃんの大ファンだ。

本作は骨太な冒険活劇が軸となっているが、ちょいちょい登場する死ぬほどウマそうな狩猟料理も話題になり……とうとう、漫画に登場する料理を実際に提供する店が一日限定で誕生することになったのだ! 今回は一足先に報道陣向けの試食会に参加してきたので報告したい。

・ゴールデンカムイ軒

というわけで、やってきたのは「渋谷道玄坂ゴールデンカムイ軒」。ジビエ料理店である『渋谷百軒店ノ小屋』が “マンガに登場するあの料理は本当に美味しいのか?” をコンセプトに、熊やウサギなどを調達して同作に登場する狩猟料理を、今回特別に再現することになったのだ。
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・内田理央さんも参加

また、試食会には漫画の大ファンだという、女優でタレントの内田理央さんも明治時代の軍服姿で参加。軍服もいいけど、内田さんにはアシリパちゃんのようなアイヌ民族の格好をしてもらいたかったな~。それにしても、天使のような内田さんがヒグマを食べるというギャップが最高すぎる……。
内田理央さん②

・ファンにはたまらないメニュー

それはさておき、マンガの中の料理は本当にヒンナ(美味しい時にアイヌが食べ物に感謝する言葉)なのか……実際に食べてみよう。
コース料理
ウサギ肉のつみれを行者ニンニク等で味付けした「ウサギのチタタプの汁物」や、シャチの脂肪を用いた油で揚げた「子持ち昆布の串揚げ」など、ファンにはたまらないメニューの数々。どれもこれも大自然の美味しさがダイレクトに感じられる味で、思わずヒンナヒンナとつぶやいてしまう。
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もちろん「ユクオハウ(鹿肉の鍋)」をいただく時には、オソマ(ウ○コ)ではなく味噌を投入。カエデのツララを再現したデザートもひんやり冷たく、漫画の世界観そのまんまといった感じで大満足だ。
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・特設サイトにて予約受付中

いかがだっただろうか。今回の「ゴールデンカムイ軒」は完全予約制で、9月22日に一日限定オープンとなる。現在、特設サイトにて9月4日23時59分まで予約を受け付けており、応募者多数となった場合は抽選を行うようなので、気になった方はぜひ早めにチェックしてみてくれよな!

参考リンク:渋谷道玄坂ゴールデンカムイ軒特設サイト
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼ゴールデンカムイ軒
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▼テーブルも注目
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▼内田理央さん
内田理央さん②
▼天使にしか見えない
内田理央さん③
▼ファンにはたまらないメニューの数々
コース料理
▼ウサギのチタタプの汁物
ウサギのチタタプの汁物
▼エゾシカの塩焼き、子持ち昆布の串揚げ、熊の炙り焼き、松前漬け
エゾシカの塩焼き、子持ち昆布の串揚げ、松前漬け、熊肉の炙り焼き
▼エゾシカの部位の中で一番ウマいのは背中の肉だ
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▼ユクオハウ(鹿肉の鍋)
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▼お好みでストーリー同様に味噌を入れて
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▼カエデの氷柱(ツララ)をイメージしたデザート
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▼店内にはファン必見の黒板も
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