いよいよ、米大統領選挙が3カ月後に迫り、民主党候補のヒラリー・クリントン氏と、共和党候補のドナルド・トランプ氏の選挙キャンペーンが白熱している。

数々の暴言で物議を醸しているトランプ氏は、政策よりも、その傍若無人ぶりが注目を集めている感があるが、そんな彼を、モデルにしたサンドイッチが爆誕したというのだ! しかも、「氏にまつわる食材が、嫌味タップリに使われていてセンス抜群だ」と、ネットで称賛の声が寄せられているのである!!

・トランプ氏をモデルにしたサンドイッチが登場!

トランプ氏をモデルにしたサンドイッチを考案したのは、米コネチカット州ウィンザーの「ウィンザー・サンドイッチ・ショップ」のオーナー、ローレンス・ラベンダーさんだ。

‟ドナルド・トランプをモデルにした” と聞くと、「パンに彼の顔が、アートとして焼き付けられているのかな」と思ったが、そうではない。ローレンスさんが作ったサンドイッチを見ると、普通の食パンに食材が挟まっていて、周りにトルティーヤチップスとドレッシングが置かれているだけ。

どこが ‟トランプ氏をモデル” にしているのかと不思議に思ってしまうが、これらの食材には深~い意味があるのだ!!

・ロシアン・ドレッシングはプーチン大統領を皮肉ってる!?

まず、サンドイッチの周りに ‟壁” のように置かれた、トルティーヤチップスについて解説しよう。トランプ氏は、メキシコから米国に不法入国して来るメキシコ人への対策として、「メキシコの国境に万里の長城を築くべきだ」と主張していたことがある。よって、トルティーヤチップスは、‟メキシコの万里の長城” を意味しているのだ。

そして、サンドイッチに添えられたロシアン・ドレッシングは、ロシアのプーチン大統領を象徴しているようだ。トランプ氏は、「プーチン大統領は親友だ」と言っていたかと思うと、「彼とは会ったこともない」と、大統領について発言が一転二転している。

海外メディアでは、「トランプ氏はプーチン大統領の操り人形だ」と指摘されているだけに、その辺の報道をロシアン・ドレッシングで皮肉っているのだろう。

・タップリ挟まれたボローニャソーセージにも意味が!

また、サンドイッチにタップリ挟まれた、ボローニャソーセージにも意味がある。バーモント州のデリカテッセンが、食パンに大量のボローニャソーセージを挟んだ ‟トランプ・スペシャル” なるサンドイッチを売り出したことがあるのだが、全く売れなかったというニュースが話題になったことがある。

ローレンスさんは、そのサンドイッチを真似たと見られ、嫌味タップリに使われた食材の数々が、マジカルなハーモニーを生み出しているようだ。ウィンザー・サンドイッチ・ショップのFacebookページには、「食材がセンス抜群!」「ユーモアにあふれたサンドイッチだな」といった、称賛の声が寄せられている。

ちなみに、ローレンスさんはトランプ氏を支持しておらず、クリントン氏に投票するつもりだと述べている。どちらが大統領になるかで、日本にも大きな影響が出るだけに、選挙の行方が気になるところだ。

参照元:Facebook @Windsor Sandwich ShopCBCNEW YORK POST(英語)
執筆:Nekolas