16世紀、中国が放ったスーパーコンテンツ『三国志(演義)』。数多くの魅力的な武将が登場するが、なかでもトップクラスの人気を誇るのは義の男「関羽雲長」だ。中国では神様になっちゃっているレベルである。

その中国でとんでもない規模の関羽像が誕生したという。画像を見てみると、確かにこれは悶絶超絶めちゃカッコイイィィィッ!! そんな関羽像が見られるのは各国の武将が、どぉぉぉぉしても欲しかったあの要地「荆州(けいしゅう)」だ!

・荆州に超巨大な関羽像

2016年6月に、湖北省荆州にオープンしたテーマパーク『関公義園』。関公とは、もちろん関羽のこと。そして「義園」というように関羽の「義」をテーマにしたパークである。その目玉が超超超巨大な関羽像なのだ!

全高48メートル! 台座を含めると58メートル! これはお台場ガンダムの約3倍だ。そして重さは1200トン以上!! 世界一のヘビー級ブロンズ像なのだという。

・ディティールがハンパない / 流れるおヒゲも美しい

スゴイのは大きさだけではないぞ! 作りもめっちゃカッコイイのである。空撮動画を見れば一発だが、一般的にこれだけ巨大なものだと、どこかバランスが破綻してしまいがちなところ、見る限りどの角度からも自然だ。

そしてディティールもハンパない。表情、服のシワ、右手に持つ青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)……どれをとっても見事の一言だ。ちなみに青龍偃月刀の長さは70メートルになるという。

また個人的にはおヒゲの美しさに目を奪われてしまった。その立派なヒゲから「美髯公(びぜんこう)」と呼ばれた関羽を見事に表現しているぞ。これはテンションが上がりますなぁ!

・テーマパークも気になる

中国が本気を出したらこうなった! この規模、クオリティには拍手をおくりたい。そんな関羽像だけでも眼福モノだが、テーマパークについて調べてみたところ、1つの「展示エリア」と2つの「三国志文化体験センター」で構成されているそうだ。

展示エリアは関羽像の台座部分にある。つまり建物の上に関羽が鎮座しているということだ。そして、体験センターでは参拝と、3種類のショーを見ることができるという。

なお、『関公義園』の入場料は120元(約1900円)とのこと。中国ニュース動画からは開園にあたり「関羽の精神を受け継いで、(現代の)チャイナドリームが何ちゃら」的な話が聞こえてきたが、そんなことはどうでもいい。とにかく関羽像が、ぐうの音も出ないほどカッコイイのは事実だ。

荆州はそれでなくても三国志史跡が多い場所。興味がある人は是非行ってみてくれよな!

参照元:FacebookYoukuSina Weibo光明網、荆楚网[1] [2](中国語)
執筆:沢井メグ

▼関羽先生、カッコよすぎィィィィッ!

▼デカすぎィィィィッ!!

▼動画もあるぞ!

▼中国ニュース動画