ルミネのスペシャルムービーや、中国の洗剤CM、不倫を推奨するかのようなケータイゲームのCMなど、これまで数多くのコマーシャルが物議をかもしてきた。作り手側に悪気はなかったかもしれないが、表現の仕方が悪く、多くの視聴者の気分を害してしまったのだ。

そして今回も、海外トヨタの広告に非難が集まっている。スキー場に設置された広告なのだが、その内容が男女差別的なんだとか……。

・オーストラリアのスキー場にあったトヨタの広告

オーストラリア最大規模のスキーリゾート、スレドボ。このスキー場に飾られていたトヨタ・クルーガーの広告が、炎上してしまったようだ。「雪が大好きな家族を育む、最高の場所」というキャッチフレーズと共に、 “子供=初心者コース” 、“お母さん=中級者コース”、“お父さん=上級者コース” との情報が掲載されていたのだ。

これを見た4人の子供の母親であるロミー・クラッセンステインは激怒。彼女はずっと上級者コースを滑っているのに、 “お母さん=中級者コース” と決めつけられたことで非常に不快な気持ちになったという。

・他の広告も嫌な感じだった?

また別のトヨタ・クルーガーの広告には「本物の競争が見たいなら、ママ vs パパの戦いはどう?」と書かれていたそう。夫に先立たれ、1人で子供を育てているクラッセンステインさんにとって、こちらもモヤモヤする内容だった模様。彼女は「トヨタは、大金をかけてこんな広告を作ってるの?」と批判した。

・ネット上でも怒りの声が「恥ずかしい広告だ」

クラッセンステインさんが、これらの広告を収めた写真を Instagram に投稿したところ、トヨタに対して多くの辛口コメントが集まることに。

「なぜ “女性には上級コースは無理で、男性なら上級コースを滑れる” って決めつけるの?」「氷山の一角。同様の差別はどこにでもある」「この様な広告をうったトヨタが恥ずかしい」「ねえトヨタの広告チーム。今度一緒にスキーにいかない? 私についてこられるかしら」などの声が聞かれたのだった。

・トヨタ「家族全員が楽しめる車であることを伝えたかった」

本件を報じた海外メディア『news.com.au』と『Mashable』によると、トヨタ・オーストラリアの広報は、女性の気持ちを傷つけるつもりはなかったと釈明しており、「クルーガーは、家族全員が楽しめる車であることを伝えたかった」と話していたとのことだ。問題の広告はすでに撤去されており、新しい広告を用意している最中のようだ。

たしかに “女性は男性よりもスキーが下手” と決めつけられれば、反発したくなる気持ちはよく分かるし、家族の形だって様々だ。あなたはこの広告をどう思うだろうか?

参照元:news.com.auMashable(英語)、Instagram
執筆:小千谷サチ