夏×細田守=無敵! 情緒的な描写で目下大注目の長編アニメ監督・細田守さん。私(中澤)は、この人の描く儚い夢のような日本の夏が大好きだ。代表作である『時をかける少女』や『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』では、その情景の美しさとキャラクターたちの成長に何度涙したかわからない。

そんな彼が、2015年に発表した新作『バケモノの子』の地上波初放送がついにキターーーーー! 金曜ロードショーの告知によると、Xデーは7月22日!! しかも放送時間を延長し、本編ノーカットだという! これは見るしかねェェェエエエ!!!

・ストーリー

まず、今回放送される『バケモノの子』のストーリーをご紹介したい。

9歳の少年・蓮はひょんなことから、バケモノの世界「渋天街」へ迷い込んでしまう。天涯孤独の少年である蓮は、渋天街に来るキッカケとなったバケモノ・熊徹の弟子となり、九太という名前を与えられ渋天街で暮らすことに。奇妙な共同生活と修行の日々で、2人の間には本物の親子のような絆が芽生えていく。

それから8年後、成長した九太はある日、偶然に渋天街から人間界の渋谷に戻り、図書館で進学校に通う女子高生の楓と出会う。新しい世界や価値観を教えてくれる楓との出会いにより、九太は自身が本当に生きるべき世界を模索し始めるのだった──

・細田守の真骨頂

夢のような世界から現実に引き戻され、自分の道を探し始める九太の状況は、フィクションなど関係なく、誰もが共感できるものだろう。なぜなら、私たちは社会への関わり方を常に模索し続けているのだから。緻密で情緒的な世界観で描かれる胸を締め付ける出会い、別れ、成長は細田守の真骨頂である。

・ネットの声

なお、今回の金曜ロードショーの放送について、ネットでは以下のような声が上がっている。

「バケモノの子めちゃめちゃ好き感動的」
「見るぞー!」
「金曜バイト外れればバケモノの子みれるー」
「試験前だな!(白目)」
「映画館で観たけどまた観る」
「待ってた」
「映画見に行ったけど録画もんやで」
「録画しなくては!」
「バケモノの子金曜ロードショーとかキタコレすぎる!!!!」
「5度泣いた作品」
「待ってましたぁ!!」

放送まで時間があるにもかかわらず、、ネット上ではすでにお祭り騒ぎだった。しかし、その気持ちは分かる。この時期にノーカットで細田守作品なんて、金曜ロードショーさんさすがやで。アニメを見ない人でも、この機会にぜひ一度「細田守作品」に触れていただきたい。きっと新たな感動を味わえるはずだ。

参照元:Twitter @kinro_ntv
執筆:中澤星児

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