2016-07-10 23.04.45

広大な大地と膨大な人口を持つ世界最大レベルの大国、それが「中国」である。最近では、上海ディズニーリゾートがオープンし、日本でも何かと話題に上がっているところだが……。

その中国がつい先日、莫大な年月と費用をかけ、「世界最大級の望遠鏡」を完成させたという。しかも、その目的が驚くべきものだったのである。今回はその望遠鏡の謎について迫っていきたい。

・望遠鏡の名前は「FAST」

中国が完成させた望遠鏡の名前は『FAST(ファスト)』だ。このFASTは「電波望遠鏡」という特殊な望遠鏡で、星から発せられる超微量の電波をキャッチし、その星の動きや周辺の物質などを観察する装置なのだそう。

・世界最大級

FASTの名前の由来は「Five-hundred-meter Aperture Spherical Telescope」の頭文字をとったもので、これを日本語に訳すと……「口径500メートルの球面電波望遠鏡」という意味になる。

そして、この500メートルという規模は世界最大級であり、その敷地面積はサッカースタジアムの約30個分に相当するとのこと。建造には5年の歳月と、約185億円(約12億元)もの費用がかかったらしい。

・約9000人もの市民が立ち退きを迫られる

さらには、FASTの周囲で生活している約9000人もの市民が電磁波などの影響を受ける可能性があるとして立ち退きを迫られ、立ち退いた人々には住居と、約21万円(約1万2000元)が支給されたそうだ。

しかし、新たな住居が与えられているとはいえ、立ち退いた人々に支給された約21万円という金額が少なすぎるような気がしてしまうのは筆者だけだろうか。

・建設の目的は「地球外生命体の探索」

それはさておき、この電波望遠鏡だが、大きさや費用だけで驚くのはまだ早い。なんと、建設の目的が「地球外生命体の探索するため」というのだ。さすが中国、どこまでもスケールが壮大である。

なお、このFASTが実際に稼働するのは2016年9月からとのこと。果たして、地球外生物は発見出来るのだろうか? まだまだ中国の話題は尽きなさそうだ。

参照元:YouTubeNew York Daily News(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼世界最大級の望遠鏡「FAST」がこちら