ひと昔前までは、「アニメ=子供が見る物」という印象が強かったが、最近は、家族ぐるみで大人も楽しめる作品が増えている。そのはしりとも言えるのが、1995年に米アニメーション・スタジオ「ピクサー」が製作したCGアニメ映画『トイ・ストーリー』だ。

子供向けとは割り切れない設定や描写も多々あり、アニメに対するイメージに変革を起こした、金字塔的な作品だ。そんな、現在はディズニーの子会社となったピクサーが、「他の映画会社よりも続編が少ないワケ」を明かしている。その理由を知ったら、きっとアーティスト魂を感じてしまうに違いない!

・ピクサーが「他社よりも続編が少ない訳」を明かす!


世界的な大ヒットとなった『トイ・ストーリー』は、今までに続編が3作製作され、2018年7月には、全米で『トイ・ストーリー4』の公開を控えている。このほかに、『カーズ』の続編が作られているが、他の映画会社に比べると、ピクサーは圧倒的に続編が少ないのだ。

興行成績が良かった作品の続編なら、ファンベースが確立されているのでヒットが見込めるし、オリジナル版の製作に関わった人材を引き続き起用しやすい。これは、ディズニー・ピクサーに限らず、どこの映画会社でも同じだろう。

・オリジナル作品の監督に続編製作の決定権が!

にもかかわらず、ピクサーに続編が少ないのは、同社のビジネスは作品のクリエイターに重きを置いているため、オリジナル版の監督が望まないなら、続編を製作しない方針だからだという。そこまで監督に決定権を委ねるため、作品の監督選びはかなり慎重になるそうだ。

・『インサイド・ヘッド』などの続編製作の予定はナシ!?

ピクサーのジム・モリス社長は、「今のところ、『WALL・E / ウォーリー』や『インサイド・ヘッド』といった作品の続編を作る予定はない」と言及している。

『トイ・ストーリー』のほか、現在は、『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』が公開中で、2017年に『カーズ3』、2019年には『Mr.インクレディブル2』の続編が待機中だ。

続編のメリットは大きいかもしれないが、オリジナルを超える作品を生みださければならないプレッシャーも、相当なものだろう。最近のハリウッドは、続編やリメイクばかり製作されていることもあり、ピクサーのアーティスト魂あふれる精神に感心してしまった次第だ。

参照元:Facebook @Disney PixarINDEPENDENTEntertainment Weekly(英語)
執筆:Nekolas

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